『ハコ(PC)を持ち帰って学習できるスキルがうちの生徒にはまだありません』
『端末(PC)を持ち帰って学習できるスキルがうちの生徒にはまだありません』
衝撃発言by 長女中学副校長(教頭)
コロナ禍になってからすでに1年以上。
アンタ、いったいこの1年何をしていた?・・・・という言葉が喉元まできて、思わずひっこめた。
憶測だけで悶々としているのはいやだなぁ、と変なところに行動力がある私は突撃で学校に電話してみたのだった。何故オンライン授業をしないのか、何故これだけ周辺校が持ち帰って自宅学習日に活用しているのに、長女の中学は端末を持ち帰ることすらしないのか。
まず、電話の出方からすでに暗雲がたちこめていた。
「お世話になっております、1年x組 〇〇(長女)の母ですが…」
「あー、はいはい。」
悪いが、この副校長先生にお世話された記憶はない。
次女の通う(長女もお世話になった)小学校だと、電話をかけどの先生が出ても名前を名乗ると大概「あ、こんにちは、お世話になっております~」と腰低く対応してくれる。
小学校の現副校長先生なんて穴掘る勢いで腰が低い(座右の銘が『ハイ、喜んで』)。あまりに対照的。
電話第一声から嫌な予感しかない。
「あの・・・周辺のA中学とか、B中学はすでにPCを活用して自宅学習しているようですが、うちはどうなっているのでしょう・・・」
といきなりクレームにならないようできるだけ低姿勢で【質問形式】で聞いてみたつもりなのだが、
「あ~、その件ですか、すみませんね、うちはちょっとねぇ」
唐突に上から目線の声、でも本人は一応丁寧に対応しているつもり。あの4文字熟語【慇懃無礼】だ。声だけでここまででるものなんだなあ。
ふと山口香さんが頭に浮かんだ。
オリンピック委員会の理事会とかで山口さんきっと森元首相をはじめとするオジサンたちと話していて、こんな気分だったのかな。なんとも絶望的な気分になったのではなかろーか。大変おこがましいけれど、それに近い感情を抱いている、今、まさに。
一介の保護者ごとき(しかも女)が学校運営にとやかくいうんじゃねぇ
という本音がダダ洩れ。すごいなあ。この先生正直すぎる。こういうの馬鹿正直っていうの?
で、その先生の回答がタイトルと最初の言葉だったのだった。
「自宅にインターネット回線がない家庭が多く持ち帰ってもすぐ繋げない家庭の生徒が多いのも確かですが、使い方をきちんと教えないうちにハコだけもって帰っても使えないでしょうからねぇ」
PCをハコよばわり。
昭和なおかんは頭の中にハコ乗りしている暴走族が走りまわる。
正月は富士山詣か?
この先生、あえてネタを提供してくれているのかと思うくらいの発言満載な5分間の電話だった。説明してくれたら記述しようと思っていた手元のノート真っしろ。
・・ところで、パソコンの使い方がわかっていないって、何?
もしかして高度なプログラミングでもやっていたのか?
帰宅した長女のに聞く。
「あなたの学校さ、学校でPC使って、いったい何やってるの」
「え?あ、理科とか社会で・・・」
「Googleで検索して調べてる」
ちょっとまて、Google検索が「使えるレベルに達していない」?
いやスマホで普段からやっとるやろ。
・・・もしかして、長女の中学校は門を入った瞬間から昭和なの?
楽楽精算の経理部か?
このネタ、きっとまた続く。