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公立中学の部活における多様性について
この4月に中学1年生、小学4年生になったうちの2人姉妹。
中学生になった長女はもちろん、学年上がっただけの次女まで塾通いが始まり、さらに母は何故かPTA本部役員になり、
怒涛のような1か月を過ごしておりました。
(ので更新がすっかり滞ったわけですが・・・)
何かとネタがつきない天然ちゃんの長女は地元の公立中学校に進学。
小学校では登校班登校していたから中学生になりやっとお友達と自由に
登校と思いきや、ご近所メンバーで集合場所も集合時間も決めて
自主集団登校を施行しています。。。長年の習慣はすぐ抜けないらしい。
その長女、約2週間の部活仮入部期間を思い切り満喫(!)した挙句
帰宅部となりました。今回はこの経緯の話です。
長女の通っていた小学校には週1回のクラブ活動はありましたが、
少人数校で朝練や下校時間後に活動する部活動はなく、朝は集団で地区ごとの班登校、下校も規制はないものの、帰りの会後ほぼ一斉に下校。
なので中学が「はじめてのおつかい」ならぬ
はじめてのぶかつどう。
なので、仮入部の時の本人は完全に小学時代の「クラブ活動」感覚でした。
「旅館や公民館でお遊びでやって楽しかったから卓球部」
「漫画描くの好きだから美術部」
「小学生時代に運動会に来て演奏してくれて恰好良かったから吹奏楽部」
・・・という具合にワクワクと2週間様々な部活に
お邪魔をしておりました。
楽しすぎて、気づけば本入部開始日をとうに超えており。
さらに週末に部活動をするにはネックもありました。
小学校から週末続けていた合唱団活動。ある意味部活要素もあるこの活動、
練習も本番も基本週末だけとはいえ、週末の練習も必要な体育会系や吹奏楽部という部活との両立をするには調整やそれぞれの指導部の理解が必要。
ということでまずは顧問の先生に協力を仰ぐべく、母、立ち上がる。いや、学校に行くための100段階段を登って中学へ。
本人は最後の最後になって「吹奏楽部にしようかな」とやっと決断。ところが、学校に赴いて話をしたときの先生の顔は微妙でした。
行間を読み取るのが苦手な母は先生の『行間』を見逃しすでに吹奏楽部が決めていた期限を超えていて
楽器は選べません、と言われる。
が。たまたま、まだ空きのある楽器に本人がやりたい楽器が残っていた。
ラッキー。良かった良かった…
とはならず・・・・。
行間の読めない母、空気の読めない本人に顧問先生が放った最後の言葉が
「希望する楽器はさせない」
は?残ってるはずでは?
そんな嫌がらせとも思える遠回しな発言にやっと気づく。
部活ってなーに?
部活動というものを経験がなく知らない本人もさることながら
母自身も、学校とは学業ありきで部活というのは希望者によるあくまで自主活動。と思っていたのです。
入学前からやっていて継続を希望している活動があるなら当然両立。当然ながら勉強との両立も。片方の活動が片方の活動に重なる場合、合唱の出演や塾の模試がある場合、逆に部活の大会の時はその時の状況や時間に応じて調整する。
アメリカ在住の友人のお子さんは日本の部活に相当するような活動と校外を両立していると。しかも、部活ではなく選択授業の1つ。それでも、調整しながら両立したそう。
私の考えもそれに近かったのでした。
長期でわかっている双方のスケジュールを付け合せる。
その時もし重複があるようなら優先順位を考える。
その時は、合唱の活動に出られないこともあるし、逆に部活動の大会には
出られないこともあるに違いない。けれど、
それがゆくゆくは高校大学や働くときの自己管理にもつながると思っていたのですが…。
とはいえ、集団より個が優先されてはまとまるものもまとまらなくなるから
同じ生徒である諸先輩にはヒンシュクもきっとかうだろう。
それを理解するように指導していくのが大人である顧問の先生の役割
じゃないか。
それくらいに思っていたのです。
ところが、部活が盛んな部活や学校は
そもそもスタンスが違っていて・・・・。
入部というスタートラインに立つには、部活が何より優先でないとダメ。
それって、つまり長女がすでにやっている合唱活動の本番と部活の練習日が重なったとしたら、部活を優先するいことを約束しないと、
入部は不可ということ。
部活を優先できる部員じゃないと県大会や全国大会には行けない、ってことなんだ。
これを生徒ではなく、先生から聞くとはなあ。
嗚呼、これが日本の学校の現実。。。
母や本人が何となく思っていた『学校生活の中の部活動』に対する考え方。
学校や顧問の先生の考え方。
その乖離が思っていた以上だったのいうのが今回の教訓でございました。
ちゃんちゃん。
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