不登校小2男子の夏休み(いまさら)報告
すみません、1か月以上note書かずに過ぎてしまいました。
振り返って明るい不登校の子の夏休みについて書いておきます。
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夏休みは誰にとっても「夏休み」らしい
夏休みが8月に入ると、なんとなく「ヤバい、もう終わりが近い」と焦るタイプだった私です。
コップに水が、「半分しかない」と感じるタイプってことでしょうか。
我が子たちは、夏休みを楽しみに迎えました。
6月から不登校してる次男も、「あと何日で夏休みだねー♪」なんて言ってました。
「キミ、夏休みカンケーないやん」と心の中でツッコミましたが、本人の中では夏休みは夏休みとしてあるんだなとわかりました。
私は次男が学校に行かなくなってからというもの、「落ち着くまで」というフワッとした期限で在宅勤務をさせてもらっていたので、夏休みは非常に助かりました。
それでも、一日中、子どもたちが家にいたら仕事になりません。
長男も次男も、午前中は学童保育に行き、お弁当を食べてから帰ってきてもらうことにしていました。
4年生の長男はそれが不服で、なんとか学童保育に行かずに自宅で過ごしたいと猛烈アピール。
●時間管理をして、やるべきことを自分からできる
●床の上にモノを出しっぱなしにしない
●17:30には帰ってきて、家事を一緒にやる
上記ができるようになったら、いいよ、という条件を出して、8月上旬にはクリア。
学童に行かず、家で過ごしていいことにしました。
次男は、「ボクは学童保育楽しいから、行くよー♪」とこれまたご機嫌で、結局後半まで行き続けました。
不登校でも、学童保育は全く問題なくいくんですよ。不思議ですが、親としては歓迎です。
不登校の子って、夏休みの宿題どーすんだろ?
学童保育はフツーに行ってくれて、ありがたい限りでしたが、不登校の子って、夏休みの宿題どうすんのかなぁーと、漠然と思っていました。
まだ低学年なのもあり、チャレンジタッチをスイスイ進めている次男なので、あまり学力面での不安は感じていない私ですが、夏休みの課題って、学力以外にも計画性とか自分の発想を自由に形にできたりとか、いろいろいいことあるよなぁ、やらないのはもったいない気がするよなぁ…と思っていたのでした。
夏休み前の最終日がちょうど、図書室登校の日だったので、担任の先生から夏休みのしおりやプリント類をもらいました。
なんと、私の心配をよそに次男は、夏休みの宿題は「やるもの」と思っているようで、ごくごく当たり前に、長男と一緒に計画を立てて、毎日ドリルやプリントに取り組み、きっちり8月半ばまでに終わらせました。
宿題以外の勉強(チャレンジタッチや教科書に合わせた教材)も、1日の過ごし方を決めたとおりに取り組むことができました。
ほとんど苦労なく宿題を終えた…その工夫
宿題に取り組もう、と自分で決めていたので、親は特に何をしたわけではなく…
関わりとして気をつけたのは、宿題のプリントやドリルは、次男にとって「超退屈」なものなので、一気に全部やらなきゃいけないようなスケジュールにならないよう、毎日コレをちょこっと、アレをちょこっとやれば済むように細切れにして、スケジュール表に落とし込んであげたことくらいです。
スケジュールは、ネットで無料素材をダウンロードして一緒に制作。
次男は(見てお分かりになるかと思いますが)字を書くのが苦手なので、必要以上に自分で全部を書かせずに私が聞き取りして書く様にしました。
あとは、やったらシールを貼って進捗を見える化すること。
シールは一緒に100円ショップでかわいいプニプニのネコちゃんワンちゃんのを選びました(次男はかわいいもの大好き)。
漢字と計算のドリルをページごと文字ごとにナンバリングしてスケジュールに書き込み、終わったらその番号の上にかわいいシールを貼り付ける。
宿題のプリントは特に次男が「めんどくせぇ…」となりそうだったので、次男の好きなフィルム付箋に「プリント1表」「プリント1裏」…と全部書いてスケジュールに貼っておき、終わったら別のところに移す様にしてみました。
次男はなにかと、1から始めるとか、順番通り進めるとかを拒否するあまのじゃくなので、付箋を移すことで、「あと3の裏だけだ!」とか進度が明確で、しっかり最後までやりきりました。
自由研究も、それなりに…
小学生では自由研究は理科、社会の研究か、自由工作かポスター制作、あるいは読書感想文を好きに選んでやるきまり。
次男は自由工作で貯金箱づくりをやると、自分で決めました。
私:どんな貯金箱にする?
次男:シャチにする!
私:何で作る?
次男:紙粘土かなー。
私:材料はほかに何があればいい?
次男:お金が入るところはどうしようかな。カップとかでいいかな。
私:どんな形にする?設計図を紙に書いておこうか…
などと、いくつか質問してあげたら、自分で決めていくことができました。
長男も社会の自由研究とやることは決めていたのですが、「オレも貯金箱も作ろ!」と乗り気になってくれたので、材料を用意して2人で熱中して形を作り、乾いたのを確認して翌日には追加の色付けをして、そのあと数日かけて少しずつパーツを整えて制作完了。
貯金箱の余りの紙粘土で、もう一体シャチの置物?も作り、ご満悦の表情でした。
緊急事態宣言の中の夏休みも、楽しんでくれてありがとう
大人でもウンザリしてきた緊急事態宣言の連発ですが、子どもたちは健気なほど、素直に状況を受け入れます。
楽しみにしていた「おじいちゃんおばあちゃんに会いにいく」は、(大人は多分無理だよなと思ってましたけど)当たり前のように実現せず。
お友達と一緒に行きたいと言っていたキャンプは家族だけにして…
サッカーの試合はもとより、練習までも中止になり、残念なばかりの夏休み。
そんな中でも、我が家の子どもたちは逞しく他の楽しみを見つけで過ごしました。
カマキリやカエルやトカゲを捕まえ、その子たちの餌にすべく毎日毎日飽きずにバッタや小さな虫を捕獲。
一体何匹の子たちが弱肉強食の教材になったでしょう…合掌
9月学校再開した時に、学校に宿題を出しに行きました。
みんなと同じように作品を展示してくれた先生、ありがとうございました。
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結論、不登校児の夏休みは、「ザ・夏休み」でした。
そして幸いにも、ウチの次男は「オルタナティブスクールに行く」という9月からの身の振り方が決まっていたので、「また学校に行く行かないですったもんだするのかも」というドキドキハラハラもなく、非常にゆったりと前向きにとにかく楽しく過ごすことができました。
7歳の夏は、今しかない。
9月から学校に行くとか行かないとか、勉強ができるとかできないとか、字が汚いとかきれいとか、そんなことどーでもよくて、毎日キラキラと汗のひかる笑顔で家族や友達と過ごせたことが、最高の夏休みでした。
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