【音楽】地元発信の音楽活動にも目を向けてみよう
市区町村は地域住民のため、文化活動を後押ししています。音楽でいえば公共施設での公演や、ホールや音楽室の貸し出しなどが相当します。
有名歌手・アーティストのコンサートが目に留まりますが、実は地元出身のクラシック音楽演奏家のコンサートもよく行われています。
今回足を運んだのは、埼玉県鴻巣市文化センター「クレアこうのす」で行われた「鴻巣アーティスト応援コンサート Over The Rainbou Volume15」。
鴻巣市および近隣地域出身の演奏家を中心したコンサートです。
私がこのコンサートに知ったきっかけは、以前に投稿した「【音楽】歌・ヴァイオリン・ピアノのトリオは最高の形態」で出演された宮園佑希さん(私のヴァイオリンの発表会でいつもピアノをお願いしています)と、大好きなヴァイオリニストの一人である加藤美菜子さんを通じてです。
今回は4組が出演されました。
クラリネットあり、ヴァイオリンあり、ピアノあり、歌ありの贅沢なプログラムです。
その素晴らしさを文章でお伝えすることは難しいですが、そのほかにもいいなと思ったのは、司会の方がいらっしゃったことです。
今回は演奏終了後に、個々の演奏家へのインタビューがありました。
クラシック音楽のコンサートは、通常演奏家自らが曲の紹介やエピソードを混ぜながら進行します。それはそれでいいのですが、あまりクラシック音楽に馴染のないお客さんが興味を示す内容にまで、深く踏み込んでいるとは限りません。
例えば楽器を始めたきっかけの質問は、楽器をやらない人にとっては身近に感じられる話です。どうやら親がやっていて挫折してしまった楽器が家にあったケースが少なくないようですが、面白いなあと思いました。
また演奏家は、曲のフレーズごとに具体的なイメージを浮かべてストーリーに仕立てて演奏している(らしい)ことも判りました。
そういえば自分も発表会の時は、そんな作業をしているような気がします。しかし普段は練習曲ばっかりなので、棒弾きだったり。あはは(^^ゞ
ということで、演奏家は地元の音楽振興にも熱心であることを知って下さい。そしてこのようなコンサートのチケットは比較的廉価です。
マイクやアンプを通さなくても、生の演奏というものは、ライブハウスと同様に心に訴えるものがあるのです。
余談ですが、帰りにこの地域で名物の「いがまんじゅう」をお土産に買いました。
まんじゅうをお赤飯で包んだものですが、特にお赤飯部分が美味しかったです。