仕事の目的と意義の多様性を考える。
「やりがい」と「働きがい」は別物である
「やりがい」とは目に見えないコトで満たされることと定義してみます。
例えば、社会貢献や人に喜んでもらうことなどが挙げらます。
「働きがい」とは目に見えるモノで満たされることと定義してみます。
例えば、労働に見合った報酬や、評価などが挙げられます。
「やりがい」と「働きがい」、どちらも満たされている場合に、仕事に対する満足度が高い状態と言えるかと思います。
3人のレンガ職人の解像度を上げてみる
自己啓発系の記事などでよく見る、3人のレンガ職人の話から、仕事の満足度について考えてみます。
※参考リンク➡️3人のレンガ職人
3人のレンガ職人(それぞれAさん、Bさん、Cさんとします)の現状を整理すると下表のようになります。
Aさんは「やりがい」も「働きがい」も感じにくい状況のため、仕事に対する満足度は低く、
Bさん、Cさんはそれぞれ「働きがい」、「やりがい」を強く感じていることから、満足度は高めであると考えられます。
自己啓発系の記事などでは「Cさんを目指そう!仕事を頼むならCさんが良い!」と言ってくることが多く見られます。
なんかそれっぽく聞こえますが、果たしてそうでしょうか。
目指すべきは「やりがい」も「働きがい」も両方感じられる状態だと思いますし、働く目的がなんであれその人たちの勝手だと私は思います。
仕事を頼むなら志のある人にお願いしたいという心情はまぁわかります。
この3人が全く同じ品質の成果を出してくるなら、付加価値としてアリなのかもしれません。
仕事の目的と意義
「働きがい」は目に見えるモノなのでわかりやすのですが、「やりがい」はわかりにくく、見失うこともあります。
仕事の目的を踏まえて、仕事の意義を思い描くことで、自分が何に「やりがい」を感じるのかが見えてくるのではないかと思います。
多様性があって良い
どんなことに「やりがい」を感じるのかは人それぞれだと思うので、誰かに押し付けられることではないし、他人に否定されることでもないはずです。
ただ、人の「やりがい」を知ることによって、新たな気づきがあるかもしれません。
今度「やりがい」をテーマとしたディスカッションを仲間たちと行う予定なので、こちらでまたレビューしたいと思います。