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【夫婦】ささいなことなのに腹が立つ!

夫婦で過ごしているとき「何でこんなに腹が立つんだろう?」と不思議に思うことはありませんか?

もしかしたら、<捉え方のクセ>が怒りを生んでいるのかもしれません。

例えば、以下の様な不満があったとします。
「お皿に水をかけておいてくれたら、少し手間が減るのに」
「忙しくしてる時に、よく平気でゴロゴロできるな」
「自分の都合でしか物事を考えないんだから」

<捉え方のクセ>が怒りを生むパターンに陥ってると、ここから更に…

「一人で頑張ってバカみたい」
「やっぱり夫は私のことなんてどうでも良いんだ」
「私は結婚に向いてないんだ」
などと、どんどん自分を追い詰めていってしまいます。

⏬この記事はこんな方に向けて書いています。
✓ 夫婦修復をしたい
✓ 家族を大切にしたい

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自分を追い詰めやすい捉え方(認知の歪み)

出来事の捉え方に正解はありません。なので、ここでは「認知の歪み」ではなく「自分を追い詰めやすい捉え方」と表記したいと思います。

「自分を追い詰めやすい捉え方」とは、出来事に遭遇した際に不安になったりイライラしたりする認知の仕方のことです。「自分を追い詰めやすい捉え方」が全く無い人はいません。この捉え方は自分を守ったり、向上させるために出来たものです。なので、悪者扱いするのではなく「今までありがとう」と暖かく置いておいてあげてください。「自分の気持ちを軽くする捉え方」を増やしていくことで楽になっていきます

以下「アーロン・ベックの代表的な10項目」 を夫婦問題に特化して書いていきます。

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1.白黒思考

物事を両極端に考えてしまうこと。成功か失敗か、良いか悪いか、敵か味方かで捉えるので、グレーゾーンを認めることが苦手です。100点でないと成功・良い・味方と思えないのであれば、なかなか満足することが出来ません。

(例)夫の短所が少しでも見えると「駄目な人」と結論づける。感情的にならない様に気をつけていた夫が「いい加減にしろ!」と怒鳴ってしまったことで「台無しだ」と自己嫌悪してしまう。

2.一般化のしすぎ

失敗や嫌なことがあると、それが毎回起こる慢性化した問題のように認識してしまうこと。「いつも」「絶対」「すべて」「常に」「全く」「決して」「みんな」「誰も」「一生」などの言葉をよく使います。

(例)夫や子どもに感情をぶつけられたことで「誰も私の気持ちを分かってくれない」と考え、孤立感を覚える。

3.プラスの否認

褒められても、それを自分では認めていないため素直に喜べない。

(例)夫が「今日のハンバーグ美味いね」と言った時(いつもと大差ないのに、何か気をつかってるのかしら?)と疑心暗鬼になってしまう。

4.早まった結論 

【A】根拠が乏しいのに好ましくない結果を予測すること。
この好ましくない予測を前提にして行動することで、その通りの結果に至りやすくなります。
【B】相手の心を悪い方に捉え、わかった気になってしまうこと。
勝手に決めつけて一人で空回りしたり、相手に対して気まずい反応をしたりして、関係性を悪化させる傾向があります。

(例)
【A】「夫婦がお互いに納得する案なんて出るわけない」と話し合いをする意味が見いだせない。
【B】相手のちょっとした言動から「嫌われているに違いない」と決めつけてしまう。(単に機嫌が悪かったのかもしれませんし、疲れていただけかもしれません)

5.フィルタリング

良いことをシャットアウトし、悪いことばかりを見てしまうこと。
人生では、良いことも悪いことも起こります。実際には良いことが起こっていても、悪い部分しか見えなくなっている状態です。そのため、全体を通して「悪い」評価をしてしまいます。

(例)友人が家事育児を「よくやってるよ」と褒めてくれたのに、夫が「水回り掃除してる?」と聞いたことで、自分の家事育児能力の自信を一気に無くす。夫に対して「手伝わないくせに口だけ出す」「気性が荒くて話し合いが出来ない」などとネガティブな要素しか思い浮かべられない。

6.感情による決めつけ

客観的ではなく、主観的な根拠にもとづいて判断すること。

(例)「夫といると辛いことばかり。夫は最低な人間だ」と考える。

7.拡大解釈、縮小解釈 

<拡大解釈>
自分の失敗や欠点を実際以上に大げさに考えます。最悪の事態まで結び付けて考えることで、危険を回避するためです。逆に他人に対しては、長所を実際以上に大きく評価します。
<縮小解釈>
自分が達成したことや自分の長所を実際よりも小さく考えます。もっと向上するためです。逆に他人の欠点は小さなものと見ます。

(例)同じ失敗でも自分の失敗は「取返しがつかない」と思うが、他人の失敗は「そのくらい何とかなるなる」と思う。「友人は幸せな良い家庭を築いているのに、私の家庭は問題だらけ。何をやっているんだろう…」と惨めな気持ちになる。

8.レッテル貼り

自分や相手にネガティブなレッテルを貼り、一面的なレッテルにすり替えてしまうこと。 「一般化のしすぎ」が更に行き過ぎている状態とも言えます。

(例)自分の話を全然聞いてくれない夫に対して「冷徹夫」というレッテルを貼ったため、夫の自分に対する言動すべてが冷たく感じる。

9.自己関連づけ 

自分に責任がない場合でも、自分に関連付けて責任を担ってしまう。

(例)「夫が不機嫌なのは、自分が何か気に障ることをしたからだ」と考え、夫の機嫌を取ろうとする。

10.べき思考

自分や相手に対して「~すべき」「~すべきでない」と考えること。

(例)「妻は夫を立てるべき」と考えるので、妻に反論されると逆上してしまう。「夫ももっと家族に対して努力すべき」と相手に理想を抱くため、努力を感じられないと腹が立つ。

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まとめ

✅出来事の捉え方に正解はない
✅「自分を追い詰めやすい捉え方」が全く無い人はいません
✅「自分の気持ちを軽くする捉え方」を増やしていくことで楽になっていきます

以上、夫婦間でささいなことなのに腹が立つときの一因を深堀りしてみました。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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