優しい世界へ
子どもの頃から漫画とアニメ、怪獣映画の世界に憧れ漫画家になろうと夢見たわたしは17の時にテキスタイルデザインを始めたことでその世界から少しづつ遠ざかった…それでも50過ぎまでは生活の一部でもあった…
しかしそれ以後わたしの心に触れる作品にはほとんど出会えず巷で名作と言われるONE PIECEも進撃の巨人も鬼滅の刃も呪術廻戦もけいおん!も葬送のフリーレンもSPY×FAMILYもチェンソーマンも推しの子も怪獣8号もほんのさわりだけでそれ以上観ることはなかった…
唯一ジョジョの奇妙な冒険だけには心惹かれていたが…
そして71…
ネトフリでフランスのアニメスタジオForticheで制作された『Arcane』に出会いその映像と音楽そしてキャラクターと物語に魅了され主人公姉妹の妹ジンクスはわたしのiPhone、iPadの待受にもなってる。笑
そして72のこの秋…
TVerで『ダンダダン』を知り本当に久しぶりに日本のアニメを観ることになった
そしてモニターに映し出されたその瞬間に映像美とカラースクリプトに惹き込まれた…もちろん物語も魅力的だ
幽霊の存在を信じる女子高生とUFOの存在を信じるオタクの少年が怪奇現象と戦うオカルティック怪奇バトル漫画ではあるがその中に何か心を鷲掴みにされてしまうものがあるのだ…
一昨日放映された「第6話ヤベー女がきた」の後編「第7話 優しい世界へ」は不覚にも大量の涙が溢れ出てしまった…日本のアニメ(漫画)でこれほど涙したのは本当に久しぶりで…自分でも驚いてしまう…
本業とは別に一時行なっていたデルヘル送迎ドライバーの時のシングルマザーの女の子たちを思い出したこともあるのだが…
この7話はきっと日本のアニメにおいて伝説的なシーンとして刻まれるかもしれない…
…優しい世界へ…
"Acrobatic Silky Yokai's Past"『ダンダダン』Dandadan EP7 Soundtrack ♪
しかし…『ダンダダン』がなぜ単純なストーリーをこれほどまで心を動かす物語として見せてくれるのだろうか…そんなことを考え再生を繰り返す…
やはり日本ではあまり馴染みのなかったカラースクリプトとカットカットの編集そして画面に隠された伏線要素がとても素晴らしいことに気づく…
悪霊のアクさら(アクロバティックさらさら)の過去が明かされるシーンの映像は
細部の描写までアクさらの置かれた状況を丁寧に描かきだし…サイエンスSARUのアニメ制作そして原作にに対する想いと表現力は本当に凄い
TVアニメというより映画の世界観に近いのだ…
いずれにしろこの作品に出会えたことはこの歳になってもとてもうれしい