美しき人
神様 あなたは純粋な心を持っていますか?
こんなことを聞いたこの俺に あなたは罰を与えますか?
信じるって一体 どんなことなんだい
オレは何も信じてなんかいやしないぜ
I want you, Baby オレが死ぬまで
ずーっと一緒にいて欲しいだけさ I Love You
[BLANKEY JET CITY -- おまえが欲しい]
3分24秒の曲の中でたったここれだけのlyricが疾走する
何度聴いても なんてドキドキな詩だ…
昨夜の束の間の苺月のあたたかな光は音もない雫に変わり
そして夜中には泣きたくなるようなドラムのリズムに変わった
夢の記憶をiPadに綴りながらBLANKEYのアルバムをかける
重圧で内臓のヒダヒダまで飛び込んでくる彼らの刃物のような音は
寝起きには似合わないかもしれない
でもこの『おまえが欲しい』を1番に聴きたかった…
3日前
『プリンス ビューティフル・ストレンジ(Mr, Nelson On The North Side)』を観に行った
仕事が立て込んでいたが夜中に回すことにして車に飛び乗った
このドキュメンタリー映画をどんなに待ち望んでいたか…
興奮はまだおさまらない…
わたしには音楽の基本的な知識はほとんどない
だから評論家や音楽好きな人のようにその音楽を語れないし
そしてとても悲しいことに楽器も弾けないし歌さえまともに歌えない…
ただただ音楽はわたしを造りあげている細胞の一部なのだ
ロックだろうがクラシックだろうがポップスだろうが演歌だろうが
民族音楽だろうが童謡だろうがそんなものは関係ない
その中でPRINCEの音は
わたしにさまざまな無限に散らばる色や匂や感触を見せてくれた
そしてそれは昔「イカ天」に出場したBLANKEYを見た時も同じだった
プリンスは…
椎名林檎が神というほど憧れるブランキーの浅井健一(ベンジー)は…
ひたすらに『純粋』を追い求めた彼らは
どんな生き方をしてきたのだろう…
ノイローゼになってしまった友達が僕に言う
「あの楽しそうなディズニーランドへ一緒に行こうよ」って
でも 僕は行く気がしない
何故なら彼は気が狂ってるから
一緒にいるのがとても辛くてたまらないから
一緒にいるのがとても恥ずかしくてたまらないから
でも 僕はこう答えるんだ
「もちろん行こうぜ約束するよ」って
でも 僕はたぶんその約束を破ることになるだろう
彼は悲しくて涙も流さないだろう
一緒にいるのがとても辛くてたまらないから
一緒にいるのがとても恥ずかしくてたまらないから
そして 僕は冷たい人間の仲間入り
そして 僕は冷たい人間の仲間入りさ
[BLANKEY JET CITY -- ディズニーランドへ]
この詩は…きっと[彼]が気が狂ってるのではなく
『純粋』さを失ってしまった[僕]からの視点なのかもしれない…
[Mr. Nelson on the North Side Pre-Screening Trailer]
[BLANKEY JET CITY -- おまえが欲しい]
[BLANKEY JET CITY -- ディズニーランドへ]