「月の徒然」発行
早いもので…お久しぶりです。
前回の投稿からもう2ヶ月も過ぎている事実、、
書きたいことが沢山あるのにな…と思いながら、なかなか落ち着かない日々にて。
そんな中でも、着々と作品集は完成。
4/15、わたしの手元に届きました。
編集・装丁で関わってくださった詩人 #白井明大 さんと昨年何度となく打ち合わせを重ね
ようやく出来上がった作品集が今この目の前にある…、、。
感慨深さ、一入でした。白井さんに関わっていただけなかったらこんなに美しい本(自分で言っててすみません…ただ、本当に、装丁が素晴らし過ぎて、、)は生まれませんでした。
この場を借りて、心から感謝を込めて。
本当に丁寧で美しい
造本をしてくださった美篶堂さん。
作品とプロフィール写真を撮ってくれた
Tamagusuku Coffee Roastersオーナーで
写真家の夫・ヤフネアキヒロ氏。
たくさんの方に支えられて
発行するに至ることができました。
本当に本当に、ありがとうございます。
そもそも、何故
「月の徒然」は生まれたのか?
お届けする前に
そのエピソードをチラリ、と。
(チラリと言いながら、
長文になってしまいました…苦笑)
毎月々、一つの作品に詩や物語を添えて
季節を慈しむように楽しんでもらえる
何かを始めたい…
例えば、自身のサイトで
そんな項目を新たに作るなど?
漠然とそんなことを考えていたのは
2016年の早春だったと思います。
2016年は…思い返せば
激動の1年のはじまりでした。
妊娠、大切な祖母の死、出産etc
人生の節目になるようは出来事が
まとめてやってきたような、
そんな1年でした。
普通だったら、
もう少し落ち着いてからやるであろう…
ぼんやりとした「想い」。
でも、留まるのではなく
どうしてもカタチにしたい。今。
突き動かされるように
2017年よりスタートを切りました
(里帰り出産前、臨月のお腹を撫でながら
ぐるぐると試行錯誤。デザイナーさんと打ち合わせしていたことを、よく覚えています)。
2017.2018年と詩と作品と重ねていく中で
「詩」…言葉をもっと深めたい。
そんな風に思っていたタイミングで
偶然にも詩人・白井明大さんとの
出会いがありました。
白井さんが県内の大学1年生に向けて
授業として毎年、
詩の教室を持たれていること知り、
それはぜひ教えていただきたいのですが…
と手を上げたところ、数人仲間を集めて
WSをしていただけることになりました。
そんな訳で2018年の8月より
2ヶ月に一度のペースでWSを開催する中で、
ぼんやりとした自身の「詩」の姿が
拙いながらも、だんだんと見えてきました。
月の徒然作品に関して、それぞれ。
2017年
過去制作してきた作品の中から、その月々に相応しいと思う作品を合わせました。
2018年
現在手元にある型紙の中から
その月のことを想い作品を制作。
2019年
お月様の満ち欠けに、沖縄の四季と日本の四季を織り交ぜた図柄を作成。
2017〜2019年の3年。
3年分の作品と詩が、手元にある状態。
さて、何かカタチ…本にしたい。
またやはり、ぼんやりと想いを巡らせながら。
本を作るということを全く知らないわたしは、まず本を作るとは…?っという相談を
白井さんにすることからはじまり、
様々お話する中で、何と!
編集・装丁というカタチで、
関わっていただけることになったのです(白井さんがご自身の作品集を制作されるのとは別で、編集として関わってくださって本ができ上がる、というのは、はじめてのことだそうです…感謝、、)。
作品集にするにあたり
全てを載せようかとも思ったのですが、
2017年〜2019年に発表した紅型と詩から
14組(+新作1組)を選び、再編集しました(サイトの月の徒然は1〜12月と並びますが、作品集・月の徒然は、また違うのです)。
この3年、移りゆく季節と共に心をのせ、
それを見つめて祈ること。
何もかもが変わっていく…それが常ですが、
毎日毎月毎年ちゃんと生きよう。
日々を丁寧に弔う。
わたしにとっては、そんな決意のようなもの、なのかもしれません。
日々に想いを寄せるようになったのは、
小さな頃に祖母や母と季節の行事を
共に楽しんだ記憶…そして、
今まで出逢った方々に、
移ろう四季への切なさや哀しみ、
愛おしさを教えていただいたからだと
思っております。
ようやくカタチにできました。
もしも、もしも。
この本が誰かの心に重なったり
寄り添わせていただけたりしたら幸いです。
4/18より、
SNS(Facebook・Twitter・Instagram)より、
ネットショップページへと移行できるよう、
告知をいたします。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
紅型ナワチョウ
縄 トモコ
2020.4.17