みかんすり抜けるポッケ 朝 五感を大事に生きてたじいちゃん
冷えた指先 ひざのうらではさんであっためる 釉薬を待つ指の跡 明け方 毎日空の色(が違う) 口の中にできた水ぶくれが 苦しくて苦しくて 飲み込むことも吐き出すことも とても難しいようです かわいげのないわたしが昨日のごはんを考える できることが少しだけでついたため息を吸い込む 強くなれたら優しくなれたら あなたのことをまもれるか 脳のコネクトームデータ 世界はもうわかっていることだらけ それでも知りたいと思うのは いとしくてあったかな寂しさ ひんやりとしてきたお布団
合宿の歌会に出した短歌ともう1個。 ----- ピーマンの汁 目に入って沁みなかった!秋1日目はわたしが決める 台風に閉じ込められたとてつもないお風呂でピザ食べるみたいな愛 誠実と窮屈 絡まっているからわたしの空手は透け透けみたい ごめんねって言われるみたいに光ったりつま先つめ先分かってかゆいね どうしたらいいんだよもう!が続けば続くあふれてこぼれてきえていく睫毛 暗闇のドミトリー 1人の旅なのにずっとおしゃべりしていたよね
6月くらいからあんまりごはんが食べられなくなって、原因も分からないしとても怖かったのですが、8月も終わりに近づき食欲が戻ってきた! よかった〜、、やっと本来の自分が戻ってきたようで心底安心している今日この頃です。たぶん暑すぎたからだなと今になって気が付いた。 今年の夏はわたしのなかで懐古ブームがきていて、昔聴いていた曲をひたすら聴き返していました。 わたしには、高校の部活が一緒で今でもずっと憧れている先輩がいます。好きな曲のプレイリストとかを作るとその先輩の影響を受けすぎて
こめかみにきなこ付いてるよ6月のかき氷は眠くなる
肘に張り付くホログラム食べそうになるのおさえておさえて 初めて見たときからあなたの眉毛並み触りたくなる気がするだけ 肌に艶を乗せるとき一番かわいい嘘だと思う許してあげる わたしにはありませんおでこを合わせて熱を測る能力その他 思いっきり転んで破れたジーパンとかわいくない大泣きの森 眉毛の流れをなぞること生まれたときを知りたくなること
アーケイドサーキュレーターラクトアイス
緑のまつ毛が馴染んできた頃 好きなところと嫌いなところ 絶対的である が故に 許せない許さない 絶対に許していたい わたしのことあなたのこと 透明な水餃子をつくるとき わたしには足りない材料 譲ってくれてもいいんだよ どうせ余らせるつもりでしょう 弱冷房車 多分明日からは例え話 きれいな言葉を連ねるのは簡単だろう 経口補水 可哀想って言われても 言われなくてもいつだって 不機嫌が見えやすいから 口だけでしゃべろうよ 強さこそが怖さ 弱さこそが優しさ からだごと染み
アルカイクスマイル
久々に予定がなくて暇だったのでお弁当を持って近所を散歩することにした。 近所にある、わたしの通っていた中学校は廃校になってしまって(小学校も)、インターナショナルスクールに変わった。 校舎が青い縞々になっていて見るたびにちょびっとだけ鳥肌が立つ。 長い階段を登って久々に、サークル入ったばかりのころよく歌の練習をしていた神社に行った。全部の狛犬が檻に入っている。 あまりにも人気がなくてちょっと不気味な感じがしたからお参りだけしてすぐ帰った。よくこんなところで練習してたな。
環状線いっしゅうぶんの睡眠 明け方とは違うざわめき 夕方とは違うささやき 人類は冗長的 励ますために秘密にしておこう a lie 位 ぐらい 家族4人分の白米 押し付けではないやさしさ 肩こりよりの悲しさ 人類はつたないまま 励ますために教えてあげよう alike 来 ぐらい あらいくらいぐらい
モロヘイヤ
モヘヤ
毎日点々と格闘している お金も時間もない あるのは点々 点々を作り 点々を見つめ 点々を測る 夢かと思ったが 未だ点々はそこに 文字の羅列にする前に ごはんを食べたいが まだか 点々を追い 点々に追われ 点々は世界を変えるらしい ほんとうかな? 今日もわたしは 点々を作り 点々を見つめ 点々を測り 点々とする 点々は 点々らしく 点々する 点々である てんてんてんてんてん…
何も言わずに頷いて 雨宿りの朝 風がきれいってどういうこと? 何も言わずに頷いて 濃度を高めて 面白みがない 時間をかけても 味がしてこない 湯冷めポタージュ 気配に飲み込まれる前に 喉元ゆるく 染み込んでいくのは つよいつよい憧憬 何も聞かずに 何も知らずに 消えて行くのは 面影 わたしの要素 からだの全体が好き それはほんとう 自分に優しくと 強いるのはやめて 湯冷めポタージュ 結露が絵を結ぶなら 足元とおく 沁み込んでいくのは 弱い弱い焦燥
なにも悪いことをしていなくても 自分の知らないところで傷つく人がいるならごめんさないって言う 悲しいときに理解しなくていいよって言う代わりに 近づいたり遠ざかったり それでゆるむならうれしいし だめだったら長めの瞬きをする 自分の頭はいつでも好きなときに撫でてあげられる 意味はなくても