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『NAVITIMEマイプレイス』サービスの強みを活かした内容にリニューアルし店舗登録率が向上
こんにちはあさがおです。
ナビタイムジャパンで『NAVITIME マイプレイス』のデザインを担当しております。今回は先日行った『NAVITIME マイプレイス』のランディングページのリニューアルの話をさせていただきます。ランディングページを改善する際のやり方の1つとしてご参考になれば幸いです。
『NAVITIMEマイプレイス』とは
『NAVITIMEマイプレイス』は、店舗を運営している方達に向けた施設・店舗向けマーケティングSaaSサービスです。多種多様な業種の店舗に対応しています。
ご登録いただいた店舗情報は、Web版『NAVITIME』や『乗換NAVITIME』アプリなどに掲載されます。
ランディングページリニューアルの目的
旧ランディングページではサービスについて分かりにくい構成になってしまっていたため、「サイト全体の構成の整理」「登録店舗数の増加」を目的にランディングページのリニューアルを行いました。
掲載内容の検討のための調査
ランディングページをリニューアルするにあたって掲載内容を整理するため調査と内容の検討を行いました。
『NAVITIMEマイプレイス』と類似した店舗情報掲載サービスは現在多くリリースされています。
今回大きくランディングページをリニューアルするにあたって、類似サービスに埋もれないために『NAVITIMEマイプレイス』の強みに軸を訴求したいと考えました。そのため類似サービス、対象としている業種の調査にとくに力を入れて進めました。
1. サービスの「強み」の整理
今回のランディングページのリニューアルを行うにあたって、他の店舗紹介サービスの調査や『NAVITIMEマイプレイス』のサービス内容の見直しを実施し、強みとなる部分の整理を行いました。
店舗掲載系サービスの調査を行ったところ移動の「目的地」を探すものが多く、最終的にユーザーに「予約させる」ことを目的にしているものが多いという特徴があることが今回の調査でわかりました。
それに対して『NAVITIMEマイプレイス』は「NAVITIMEの乗換案内」に店舗情報を掲載できるため、乗換案内を見て移動の計画を立てているユーザーや実際に移動しているユーザーに偶然的に訴求できます。
このようなユーザーは実際に店舗の近くに移動する確率が高いことから、訴求をすることで実際に店舗に立ち寄ってもらえる確率が上がるという特徴があることが今回の整理で分かりました。
そのためリニューアルでは「店に立ち寄る確率が高い人に訴求ができること」をサービスの強みとして進める方針を固め、掲載内容の整理を進めていきました。
強みを明確にすることで情報の取捨選択ができるため、サービスの整理は適宜行うことが大切だと改めて感じました。
2. 顧客の要望・関心が高い情報の調査
顧客の方と直接お話しをする営業の方にヒアリングを行い、顧客の方が求めている情報、よくいただくご質問、要望などお聞きし、ランディングページに不足している情報を整理していきました。調査した結果「ナビタイムに掲載されている店舗情報を編集したい」「複数店舗編集できるのか知りたい」といった今までランディングページに掲載していない内容のお問い合わせが来ているということがわかりました。
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3. 業種ごとの店舗掲載情報の調査
『NAVITIMEマイプレイス』では、塾、フィットネス、理容、リラクなど幅広く多くの業種の店舗を対象にサービスを行っています。ランディングページの訴求内容の検討のため、各業種ごとの店舗掲載情報の調査を行いました。業種ごとの店舗掲載情報の特徴を見つけるため、各業種の店舗掲載サービス大手5社以上を調査し、掲載されている情報の項目を洗い出しました。そこから共通するものをまとめていきました。調査の結果、業種ごとに掲載したい情報の優先度が大きく異なることがわかったため、今回のランディングページのリニューアルでは業種全体に向けた訴求内容にし、業種ごとに特化したランディングページを別途制作する方針で進めました。
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4. 類似サービス掲載内容の調査
類似サービスのランディングページではどのような内容で訴求を行っているのか調査を行い、サービスの紹介の流れや構成、『NAVITIMEマイプレイス』の特徴、強みの整理、不足している情報の調査を行いました。類似サービスのランディングページの構成を書き出し、掲載されている情報を比較しやすい形にすることでサイトの構成を検討しやすく、チームメンバーにも調査結果を共有しやすい形になるように進めました。類似サービスでは「サービス概要」「費用」「導入方法」「対応業種」「よくある質問」の項目が掲載されている場合が多かったため、旧ランディングページに掲載されていなかった「導入方法」「費用」「よくある質問」「対応業種」の項目の追加を行いました。
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調査内容の共有・内容の検討
調査内容をエンジニア、営業、デザイナーで共有し、ワイヤーフレームをチームで検討しながら進行していきました。
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調査内容を共有しながら進めたことで早い段階で全体方針決め、サービスの整理をチーム全体で共通認識を取りつつ、さまざまな視点でのフィードバックを得ながら進めることができたと思います。
パフォーマンス改善
ランディングページのパフォーマンス改善も同時に実施しています。
詳しい内容はこちらで紹介しています。
デザイン作成
「親しみやすい」「安心」という印象のテイストのデザインを作成しました。イラストのテイストを揃えたことでブランドイメージの定着につながったと感じています。
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公開した結果
タイトルにもありますが、ランディングページからの店舗登録者数が約2倍になりました。調査を行い訴求の軸を明確にしたり、不足していた情報を追加したことでよりサービスの魅力を伝えらたのではないかと考えています。
最後に
今回はランディングページがリニューアルされるまでに調査したこと、検討したことを紹介しました。改善される際の、方法の1つとしてお役に立てれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。