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73.炎症性サイトカイン
内出血は医学的には怪我です。
汚れている血液ではありません。
疲労物質は尿で排出されます。皮下に出てくることはありません。
内出血した血液はリンパ管が吸収し腎臓でろ過されます。
一時的な内出血は免疫マイクロファージが細分化して吸収します。
自己免疫力を下げ重くだるい状態を作って好転反応と言っているだけです。
疲労物質ならば腋窩や鼠径部のリンパ節近くで行わないのか不思議でした。
面積の小さな場所ではできないからです。
背中ばかりで行っている状態を不思議思って内出血状態のときに採血していただいた状態があります。
キラー細胞の減少と白血球の上昇がみられました。
検体は少ないのですが、看護師さんの協力の調査でした。
けがをした選手、手術後の患者さんと同じ状態でした。
内出血は怪我と同じです。
炎症性サイトカインをもっと知ってください。
医学を学んだ人ならば一度は目にしたことがあるたんぱく質です。
まだの人はさっそくググってください。
疲労のメカニズムで生理的疲労を感じ脳へ伝達する物質です。
体の中で疲れや痛みが生じたときに炎症性サイトカインが分泌され
脳に伝達されます。
是非皆さんセラピストの一人として「炎症性サイトカイン」大事ですよ。
あなたの施術の一助となってくれること間違いなしです。
体内の抹消組織(筋肉・臓器)が発赤・熱感・疼痛・腫脹などの炎症が起こった時に細胞から分泌されるサイトカインと呼ばれるたんぱく質が発生します。
これが分泌されるとマイクロファージが集まってこの部分を攻撃することになります。
例えば、ねん挫で足首に内出血が起こります、するとサイトカインが分泌され、免疫細胞マイクロファージが集まって痛みの伝達とともに内出血を吸収することを始めます。
自己免疫作用です。
異物を認識して除去する作用に一番尽力しているのがリンパ液です。
炎症性サイトカインはどこでも炎症が発生すると細胞からたんぱく質が変形して脳へ伝達し自己治癒を始めます。
わざわざ内出血を起こす施術は免疫力の低下を招くだけでなく、健康なリンパ液を疲れさせることになるのです。
炎症性サイトカインを知って治療に役立てましょう。