村上宗隆の活躍!!55本塁打記念
村上宗隆のホームランについて
ヤクルトの村上宗隆がシーズン途中ではあるものの、王貞治の本塁打記録55本に並んだ。
おおよそ、記録を打ち出す時って、足踏みをしたりすることが多いが、本人の謙虚な姿勢からも読み取れるように非常に落ち着きがある。
喜美爆発させてもおかしくないくらいではあるが、それでも、印象としては淡々としている。
なぜ村上はこれだけ打てるのか?そしてなぜ世代注目の清宮や安田といったドラ一の選手がつまづいていて、村上は抜きん出ることができたのか。
一つはBEという点と、経験ということがある。
村上は失敗に対して非常に貪欲に向き合う。
オリンピックで打てなかった時も、結果出していても、一言目に“悔しい“。
代表に選ばれているだけである意味嬉しいとなることもあろうが、自分自身に対して非常にストイックで、“できる自分“というのを握っている。
村上が出だした3年ほど前、当時の成績は打率2割前半、三振の数はリーグでもトップレベル、その代わりホームラン数も多いという、いかにも大振りのホームランバッターという感じであったかと思います。
それが翌年は打率も上げてきて、9回でも間違いなく怖いバッターとなり、今年に関しては三冠王を目の前にしています。
なぜここまでの成長曲線を上がってきたかというと、間違いなくヤクルトの試合に出すことで成長させる育成戦略にあったと思います。そして何より本人がそれに応えて、いくら三振しても振り続けるということを選択した村上選手本人の努力の賜物であると思います。
三振が先行して、若さゆえに不安になることもあろうものの、本人なりに修正して降り続ける、そして打ち続ける。
“失敗してもやり続ける“
村上選手が成長したのには、間違いなくここがあります。
どんなに折れそうな状況でも、自分なりに考えて、改善しようとして、やり切る。
これがあったから、この年の成績自体はさほど良くなかったものの、間違いなくここから出てくるなという予感をさせる人でした。
そして期待通りというか、順当以上に来て、三冠王候補にまで。
で、チーム的にもヤクルトが良かったのは、打てなくても出し続けるということをしたことにあるかと思います。
長期的投資という考え方もありますが、やはりプロ野球選手は学生時代から対応するというところに難しさがあり、甲子園のスターもこぞってうまくいっていないという背景があります。
清宮選手もうまくいかないことが続いて、新庄BIGBOSSになんとか見出してもらって、試合で使ってもらえるようになりましたが、開花するまではもう一つ伸び代があるという感じです。
清宮選手について、そして安田選手も活躍していてもおかしくない能力はありますが、何より振り続けるということができていません。どこか頭で考えてしまって、反応が一歩遅れているように感じます。
自分自身の培ってきた実力を信じて、うまく行くまでやり続けるということができれば、間違いなく球界を担う選手に成長して行くと思います。
村上のBEについて
“自分は打つことができるバッターである、55本を超える存在である“
こう行った雰囲気を村上選手には感じます。
おそらく本人も思っているのでは無いかと思います。
ホームランバッターであれば、55本というのはある意味目標とする数字のような気はしますが、村上選手は、55本はいける、むしろもっといけるということを感じていました。
目標設定を55本というところにしていた場合、間違いなく、52本くらいでうまくいかなくなって、終わっていたのではないかと思います。
しかしながら、あっという間に2本連続で並んだところを考えると、本人の中では、通過点であり、試合に勝つためには自分が打つべきである、そして過去の記録は超えていくべきであるということを本人が感じていたのでは無いかと思います。
またあくまでチームの勝利、チームの優勝ということを考えたときに、四番の役割として点をとって活躍することが第一にあって、自分の記録というよりも勝つことを求めた結果打っているように感じます。
自分の成績を追うことはもちろん大事なことですが、チームのために自分がどんなy区割りを果たすのかと言うことを意識することで、うまくいくこともできます。
そういった考えであったからこそ、メディアの煽りやプレッシャーは間違いなくあったかと思いますが、自分自身がすべきことが決まっているので、あとはやるだけという悩む選択肢を無くしてただただ突き進むということができた結果かと思います。
一方で清宮選手や安田選手、やはりチーム状況も良くない、その上自分らの成績も振るわない、メディアで取り上げられて期待されて。
でも高卒から何度も試合に出続けているものの、振るわないというのは、どこかで自分自身に対するプレッシャーをかけてしまったり、うまくいかない自分へフォーカスしていることが考えられます。
一歩先に抜きん出るには、間違いなくメンタル、及び解釈の力を使うことがいいのかと思います。
よくなっているものの突き抜けられないのはなんらかのブロックが働いてしまっているので、これについては最後終盤のペナントの中で見出して欲しいなと思います。
悩みとか自分にフォーカスが向いている時というのはいくら頑張ってもある程度までしかいきません。特に対人スポーツにおいては、顕著に表れていきます。
やるべきことを決めて、淡々と進んでいく!
うまくいかないなら別のことを試してやり続ける!
ただそれだけで未来は開けていきます。
悩みはあると思いますが、悩みの先にはあなたの未来があるわけではありません。
悩みの隣にポッと出てきたものが意外と近道になったりします。
とにかく前に進むだけで世界は変わっていきます。
了
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