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早起きのすヽめ(冬)

僕は早起きがとても苦手。
なんなら冬の朝はもっともっと苦手。
布団が僕を離さない。

仕事の日は家を出る10分前まで寝ている。
アラームは1時間前にセットされているのにも関わらず、どうにも起きれず3度寝してしまうくらい苦手。

憂鬱な気分で「今日も仕事かぁ、もっと寝たい」と半べそをかきながら起きる日々。

今の生活習慣になってから平日のルーティンは決まってこれだ。

そんなだらしない僕だけども休みの日は違う。
休みの日は基本的に前日何時に寝ようが日の出が出る1時間前には必ず起きる。

起きてすぐ、前日に磨いたカメラとフィルムケースは絶対に忘れないよう身につける。

外に出ると冷たい空気が喉を通って体の内側を冷やしてくる。それが1番眠気が吹っ飛ぶ。

車に乗り込み目的地を決める。基本的には起きた時の気分で決めるのだ。大まかに海or川。
どちらも朝なら15〜30分で行ける。
ワクワクしながら運転する。途中でコンビニにより温かいコーヒーを買うのがルーティン。

目的地に到着。
遠くの水平線がぼんやり赤らんでいる。
その時間がとても好きだ。


最大の目的は写真を撮る事ではなく、朝陽を眺める事。
陽の動きによって変わる波打ち際の光を眺めたり、先ほどまで真っ暗だった場所がみるみる明るくなってくる。日の出の反対を見れば水平線が綺麗なピンク色になり色彩溢れた空が気持ちを癒してくれる。
まるで世界が一緒に起き出すように様々なものが動き始める。

空を飛ぶ鳥の群れ。
跳ねる魚たち。

そんな光景を目に焼き付ける。
フィルムを使っている事もあり、大体数回ほどシャッターを切って終わる。なんなら、眺めるのに夢中で写真を撮らない日もある。


12月 霞ヶ浦


1月 茨城の海

そんな時間を「朝活」と称している。
この活動は何年も続けている。
職業上、人を看取る事が増えた時、心が壊れそうになった。慣れている事とはいえ、何も感じないは嘘である。

多分「朝活」を始めていなければ、今の自分はどうなっていただろうか。

写真を撮る事にマンネリを感じている人。
人生に疲れて心が疲弊している人。
何かに感動したい人。

是非、早起きして外に出てみて欲しい。

おはよう世界で会いましょう。


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