旅の仕方を考えるきっかけ
函館まで行った私は、その次の年にちょこちょこと旅に行った。
まずは5月、友人と急遽GWにどこか行こうという話になり、二人とも神社が好きな事もあり高千穂町の神社巡りを計画した。本当に急遽だったためホテルを毎日チェックしようやく決まった。
高千穂町といえばのこれ。やっぱり押さえるよ。
いいところ。
高千穂町は木がよくて(神社多いから?)ついつい撮ってしまう。
いい木ばかりです。
高千穂神社、くしふる神社、天岩戸神社(西本宮、東本宮、天安河原)、荒立宮、二上神社、秋月神社などを巡り、高千穂牛なんて食べて、夜もたくさん食べて、ただただそんな旅。
二上神社や秋月神社はなかなか途中心配になるくらいの極細な道を行く神社で、そんな知らない細い道を走るのは後々山登りで細い道を通ったり、知らない土地の心細くなる道を走る予行練習になった。
どの神社もよかったけれど、秋元神社の裏の洞窟っぽい穴、そこが本当の天照大神が隠れた洞窟だったりして、なんて話を友人としたりして面白かった。
早起きして国見が丘、勿論雲海などなく。
高千穂町はなかなか高度感のあるところにある素敵なところです。
その後7月には阿蘇~くじゅうへ。
一度長崎まで車で行った事があるけれど(その時はスマホもなく地図帳片手に行ったけど結構高速道路)、知らない一般道を長く走るのはほぼ初めてかも知れない。でもここでまた知らない道を走ることに抗体が出来た。
有名なやつ。九重大吊橋。宮崎県綾町の吊橋の方が意外と怖いなと思った記憶。
くじゅう、長者原の湿原。最高すぎる。
初めてのヒゴタイ。かわいい。本当に。
阿蘇の中岳火口の展望台当たり…かな。
ここではロープウェイが新鮮で、こんな感じか、と。
しらない道を走り、しらない景色をみる。
旅ってそんなものなのかな?
そして9月、LIVEを楽しむために仙台へ。
ただ昨年の北海道も効いているので行きは飛行機と夜行バス、帰りは滞在時間を増やすために新幹線と飛行機で帰る、という安く抑えるんだか違うんだかの遠征を行った。九州に住む身としては普段の移動手段はほぼ車、福岡に行く際に高速バスを使う位で土地柄新幹線に疎い。なんせ九州で電車に乗ったのは高校生が最後という位。
LIVEや親戚の家へ行くため九州を出ると飛行機や電車に乗るのでちょっとした距離の電車は慣れたし乗り換えも好き、路線図をみるのも好きだと常々思っていたけれど、逆に九州外の長距離バスや新幹線は使用したことがなかった。
2年続けて九州から東京より北へ行く。それはなかなか厳しいと考えていたところ、夜行バスは?と行くきっかけを貰った。夜行バスか…乗ったことないな、しかも安い(大変そうだけど)。そう思ったが最後、調べる手は止まらなくなる。元来調べるのは好きなせいもある。
東京から仙台までの夜行バスを調べる。何社かある。どれがいいだろう。東京のバスに詳しくないからわかりやすい方がいい。あ、品川から出るバスがある。空港からも近く、品川なら新宿のようにわかりにくくない。しかも駅からまっすぐ。これだ!行ける!時間的にも飛行機が遅延したとしても間に合うだろう。(前年羽田空港が雷雨が酷いとのことでなかなかな遅延を経験した)初の夜行バスだ!
…となると安さで考えると帰りもバスか?でも折角東北へ行くのだもの、少しでも滞在時間を長くしたい。…ならば新幹線?そもそもの安く行くという行動から外れるけれど、一度乗ってみたい新幹線。しかも少し長くいられる。これだ!
と、そんな感じで移動手段が決まった。そこからは予約予約予約の嵐。しかも初新幹線の切符、わからん。などを過ぎて無事出発までこぎつけた。
この文章を打つために写真を見返しているけど楽しかったなぁ。
仙台の街はきれい。
街の中に木々が繁ってる。木漏れ日がいい。
そして初新幹線にわくわく乗車。終わりが近づく気配。
ちょっと寂しい、現実の普段に近づく気配。
まぁ、撮ります、初だし。
初めての新幹線にわくわくどきどきしながらちょこっと寝ちゃったり。
そんな初東北。
九州を車で走り、公共機関を使って仙台まで。
この年にしたぶらぶら旅で、色々なパターンの移動手段を経験でき、日本ならどこでも行けそうだなと思うことが出来た。
それが、この年一番の収穫。