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もっと医療を信じていいし、大丈夫

0歳11ヶ月の娘がカテーテル検査で入院した。
今朝から手術室に入っている。

昨日、娘の寝かしつけをして、病院を出たのが21時すぎ。
病院の前には救急車が止まっていた。 

心がきゅーっとした。 

この家族は今、絶望の淵にいるかもしれない。
でも、大丈夫だよ、と声をかけたくなるほど去年の自分を思い出し、泣きそうになった。 

2018年4月30日に生まれた娘は、生まれて24時間後に「心臓に雑音が聞こえる」と言われた。

子供は普通に生まれたし、見た目も普通。
助産院で出産したため、救急車が必要。
でも私は明日まで様子みるのは?と助産師さんにいうほど拒否していた。

結局大きな病院に移って一言目に「この子は心臓病です」といわれた。

右肺に行く道がない、奇形の心臓だった。

ここでは手術できないから小児専門の大きな病院にまた搬送された。

娘と一緒に救急車に乗って、21時頃この病院に運ばれたのを思い出した。産後1日で病院をはしごすることになり、傷跡で痛いけど歩くしかない状況で病院内を歩き回っていた。 

着いた頃にはヘトヘトで、これからどうなるのか不安すぎた。病気の説明を聞いても、現実にいるとは思えない。 

明日の手術までに死んじゃったらどうしよう 

それが頭にずっとあって、看護師が近づく足音が聞こえる度に、「あぁ、呼びに来たのも」と思ってベッドで泣いていた。 

朝になり、無事に手術を迎えられ、終わるのを待つばかり。 

結局予定よりも2時間以上オーバーしたが、手術は成功しICUに通された。 


この一年当たり前のように、普通の子として過ごしてきたが、医療が発達してなければ、娘は死んでいた。 

絶対助かる、なんていう保証はないけど、助かる人たちだってちゃんといる。 

大丈夫だよ、なんて安易に言える言葉ではないけど、1年前の私にはもっと医療を信じていいんだよ、大丈夫だよ、と声をかけたい。


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成瀬夏実
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