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トラウマの捉え方


Chihomi@傾聴ときどき歌い人です。


みなさんは、トラウマと聞くと、どんなイメージがありますか?

難しい言葉で説明すると心的外傷とか、嫌な体験とか思い出したくもない経験とか、そんなイメージでしょうか?

今日はそんなトラウマについて考えていきたいと思いますが、わたしが伝えたいことは、トラウマがあってもなくても、結局は自分次第でどんな人生も歩めるんではないかということです。

わたし自身はというと、トラウマで随分苦しみました。何かストレスがかかるたびに、こころが過去に戻ってしまいましたし、長期にわたり、こころが重く苦しくなっている時期を過ごしてきました。
そんな自分のこころに疑問を持ち、自分探しやこころについて勉強したり、癒しも行ってきました。今も癒しも勉強も続けていますが、こころは平和でおだやかな日々を過ごしています。

やっぱりトラウマになるような出来事に向き合うのは、非常にきついです。こころが抉られるような思いです。でも悶々としたそんな気持ちと向き合うと、気がつくこともあります。まぁやりすぎると堂々巡りもしますけどね。

さて、そのトラウマはあるんでしょうか?
トラウマはあるという理論もあるし、アドラー心理学のようにトラウマはないという考え方もあります。

トラウマとは、いったいなんでしょう?

トラウマとは、心的外傷のことで、何らかの体験により、こころが本来の役割を果たせなくなった状態を指します。トラウマは心身にさまざまな影響を及ぼし、生きづらさのもとになることがあります。(講談社:健康ライブラリー:トラウマのことがわかる本・生きづらさを軽くするためにできること/白川美也子監修)

と記されています。


そう考えるとトラウマはあります。
一方で、何らかの体験があっても、心的外傷を最小限にすることで前向きに生きている方もたくさんいらっしゃいます。

その違いはなんでしょう?
考えてられる違い3つを書いてみました。

①脳の仕組み
②捉え方の問題
③支えてくれる人がそばにいる
などがあるように考えられます。


①脳の仕組みについて
この本によると、小さい時に暴力を受けた子どもは、
脳が小さくなると言われています。
(著書:新曜社/虐待が脳を変える/友田明美・藤澤玲子著)

脳が小さくなることで、何らかの影響はあるかもしれないと考えられます。
たとえば、影響を受けた場合、生きていく上で生きづらさにつながる部分が出てくる可能性はあるのてはないでしょうか?
ここは、専門家や医師ではないので、詳しく言えませんので、ご興味があったら調べてみるのもおもしろいですね。

②捉え方の問題
個人的には、ここが一番大事なところかなと思います。

トラウマような出来事があったとき、どう捉えるかで変わってくると考えています。
もちろん、出来事が起きたばかりのときは、そんなことは考えていられません。
少しずつ時間がたったとき、どう捉えるかではないかと考えています。

たとえば、トラウマのような出来事と向き合う時、様々な感情が出てきます。
具体的には、
◇自分のせいだ
◇相手や環境のせいだ
◇わたしは悪くない
◇わたしは悪くないけど、罪悪感がある
◇わたしに同情して
◇わたしは被害者だ
などです。(もっとあると思います)

こういう感情は、自分から出てきた感情や気持ちです。
だから、一旦は受け止めることが大切だと考えています。出てきた感情に何も評価をしないで、ただ受け止める。
「今、自分はそう思っているんだ」
と受け止めます。

トラウマ的な体験をしたら、いろんな感情がでて当たり前です。
だからそのことに自分がいいとか悪いとかの評価はしないのです。

それを評価してしまうと、
たとえば
◇もっと前向きにならなきゃだめだ
◇こんなふうに考えてはだめだ
◇あの人がこんなことをしたからだ
など自分を責めたり、他者を責めたりして
感情がより複雑になってきます。
感情が複雑化すると、問題の本質が見えづらくなって
余計モヤモヤを抱えます。

捉え方を変えることは、決して簡単なことでは
ないかもしれません。

しかし自分の中から湧いてきた感情をそのまま受け止めることで、気づきが生まれ、捉え方に変化が出てきます。
この辺のことは、また詳しくどこかで紹介していきたいと思います。

③支えてくれる人がそばにいる

個人的な見解ですが、人生はどれだけいい人に会うかだと思います。
どんなことがあっても、愛がある、いい人に出会えれば変わるチャンスがあると考えているからです。

いい人に出会うためにも、自分の捉え方はとても大切ですが、②でも書きましたが、まずは自分の感情を受け止めることから始まります。

ここでいういい人というのは、家族、パートナーや友だちだけではありません。
職場や趣味の友だちも含みますし、
前向きに捉え、客観的な意見が言えるこころが平和な人を指しています。

その理由は、人間は大なり小なり人の影響を受けて生きています。
だから自分に対し、否定的になる人のそばにいれば、こころも体もやさぐれていきますし、捉え方も変わります。
しかし、肯定的に捉えてくれたらどうでしょう?
安心できるし、失敗してもいいと思えるし、前向きに捉えることを知ることができます。
そうすれば、知識を得て、選択をする自由を知ることができ、人生の幅が広がります。

たとえトラウマがあっても、それが終わりではなくて、どう捉えていくか、その後どう生きていくかの方が大切にしてほしいところです。
人は変われます。

そうはいうても、
乗り越えるまでの道のりは、苦しくつらいことが多いと思いますが、乗り越えられます。
それはトラウマ的な体験をしてきたあなただから、乗り越えられるとわたしは思います。

でも
乗り越えられないときもあるかもしれない。
そのときは、そういうときもあるんだと評価をしないで受け止めればいい。
それでもざわざわして、苦しかったら、病院もカウンセリングもあるし、助けてもらうことも大切です。

長文、お読みいただきありがとうございます。












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