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明けない夜は無い

おはようございます。
ふと思い立ち記事を書いています。

高校生の頃から合宿で指導をする機会を頂いていた選手が大学生になり、スランプを脱したいと今年の春に10日間指導を受けにきてくれました。
大学の指導者との関係も配慮し、高校の指導者に相談した上で指導を受けにきてくれたようです。
高校一年生の頃から、合宿のセッションの間にお昼時間を削ってでも、午後練習が終わっても指導を求めてくれる選手でした。
2年振りに年始の合宿で走りを見た際には、走り急いで進まない、中間も後半も苦しそうな印象。
合宿中には高校生の頃と変わらず、隙間時間を見つけては指導を求めにきてくれました。
その際に指摘したことは
「走り急いでいる。」
「地面を押せていない。」
「上半身の力が乗ってない。」
ということでした。
本人も自分自身の感覚と今の走りが一致してないことも自覚しており、どうにか治したいとのことでした。
年始の合宿は時間も少なかったため、本人曰く頭では理解できているけれど、モノにできてないとのことでした。
翌月、沖縄での10日間の個人合宿では、ウエイトトレーニングや動き作り、走練習など短い時間でしたが、伝えられることを今できる範囲でマンツーマンの練習をおこないました。
3〜4月にかけては客観的視点から指導を受けた助言と自信が目指す走りがせず、中々安定していませんでした。
そこからひと月ごとに着実にタイムが上がりました。
夏に行われた地元での国体選考会にて、自己ベストまであと0.02秒の記録を出すことができました。
全日本インカレでは納得のいくタイムではなかったと思いますが、ピンチヒッターで走ったリレーでは堂々とした走りを見せ、決勝進出と入賞に貢献する走りを見せました。
2年間のスランプの間はとてもきつかったと思います。
しかし、そのスランプを打破すべく、行動した選手は自分が更なる成長を遂げれることに気付いてくれました。
「努れば必ず達す。信あれば成長する。信ずれば必ず助く。」
明けない夜は無い。
勝負の神様は常に前向き。

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