お金にまつわる結び付き 2
お金に付随して浮き彫りになったこと。それは「望み・理想」と「心地良さ」が、必ずしもイコールではない。ということだ。
例えば食でいうならば、以前のわたしは、お米、パン、パスタ、にんじん、玉ねぎ、じゃがいも、レタス、トマト、きのこ…と様々な食糧が揃っていないといやだった。栄養が偏ってしまう、不健康になってトラブルが多くなってしまう…と思い込んでいた。
食卓に色とりどりの野菜が並んでいるのは見ていて心地よいし、贅沢な気持ちにもなる。理想の食事風景と言える。
だがここまで揃っていると実際には、何種類もの野菜を毎度調理するのは面倒だし、扱いきれず腐らせたり、萎びさせてしまって棄てることがよくあった。そうなる頃には美味しそうな匂いなどしないし、どんどん口にしたくなくなってしまう。
この状態が「望むこと」なのか?
自分に問いかけると「否」という。
そうなると今度は自分が「否」と感じない範囲を探すことになった。種類はいくつまで? 量はどれほどまで?
やってみて分かったのは、「メインがひとつあれば充分」だということ。美味しく食べ切れる量であることが、いちばん心地よい選択だったのだ。
こうした「お金が結び付いているもの」はかなりたくさんあるが、これらを見直す時、2つのことを問いかけるようにしている。
「お金があったら欲しいのか?」
「どれほどの幸せを感じられるか? (満足感とは別で)」
始めは面倒だったり、満足感を求めてしまうが、回数をこなすうちに自分が「ほっとする」選択肢が出てくる。さらに回数をこなすと、その選択肢がすぐ出てくるようになる。
これだけでも、「一般的」や「周りの人」や「家族」と違ってもいい。と自分の感覚を受け入れられるようになる。そのことに気付くと、その分、自分を好きになれたりもする。
自分の課題を読み解くことで、自分というイキモノを許容できるようになってしまうのだ。
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