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さるなし石けん

石けんも手作りする私。

特に“ すてるもの “を石けんにするのも得意。
りんごの芯とか。食べ物を使って作る石けんは本当に沢山作ってきました。

手作り石けんの基本的な材料は
・水
・油
・アルカリ

この3つだけです。

今回、貴重すぎるのですが
興味がわいてしまって
さるなしで石けんを作ってみました!

〈さるなし石けん〉

おやおや!
緑じゃない石けんに仕上がりました。

茶色ですが、さるなしたっぷり入ってます。

手作り石けんでは、アルカリを使用します。

このアルカリに植物が反応すると
思いもよらない色になります。

植物の持つ色素はアントシアニンなど
酸性やアルカリ性によって
色が青だったり赤だったりに変わっていきます。

この変化の中で
さるなしは作る過程でどんどん色が変化していきます。

〈アルカリと反応させたばかりの頃〉

アルカリと反応させたばかりの頃は
まだグリーン。

そして、混ぜているうちに赤茶になっていくバージョン。

〈恐らく酸化も関係している〉

アルカリ反応と酸化反応。
どちらも起こっている。

さるなしにはポリフェノールがたっぷり含まれている。

実は
この色は赤ワインで石けんを作る時と似ているから

なるほど。ポリフェノールの多さを実感できる結果。

じゃあ酸化させないように作ってみようと
別の方法で作ってみると

〈2つとも材料と分量は同じ〉

赤茶のさるなし石けんと
グリーンのさるなし石けんが出来ました!

酸化とアルカリ反応を考慮して
タイミングを変えて作れば

こうやって色素を残すことが出来るのですね。

やった!やっぱり!成功したっ!
と思ったのですが

ここからが面白かった。

型から出すと両方とも

〈ほんのりグリーンなの分かりますか?〉

グリーンの方も型から出してカットをすると
あれよあれよと赤茶化していくのです!!

写真を撮る暇もないくらい
型から出して空気に触れると

どんどん赤茶化。

これは面白いです。
これがきっと、さるなしの流通出来ない成分たちに
関係しているのかなとも思いました。

そして使用感は
クリームのようにしっとりと!!

泡はほんのりピンク。

この石けんイイ!!
石けんの素材としては
かなりいい感じ。

栄養価の高さを感じる石けんです。

実は枝も頂いてきているので
次は草木染めにチャレンジ!

ピンクが染まったら嬉しいな。
次回の記事をお楽しみに。

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