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今こそ!免疫機能を見直そう

 様々な感染症が流行していますが、今やその状況すら日常となってきているかと思います。

今一度、免疫についての知識を深め、きちんと対策をしましょう!


免疫の役割

 免疫の役割は主に血液中の白血球が担います。

自分の身体とそれ以外を区別して異物を体外に排除しようと働きます。

発熱して病原菌と戦ったり、咳やくしゃみで体外に異物を排出しようとするのは不快な症状ですが、これがなければ身体は有害物質に安易に侵され、病気になってしまうのです。

白血球の中でもリンパ球は免疫の中心的役割をもち、リンパ球は骨髄から生成されて胸腺やリンパ節で成熟し、血管やリンパ管から全身を巡り、外敵の侵入を見張っています。
外敵を見つけるとすぐに攻撃し排除するのです。

運動不足になると、血流やリンパ還流が悪くなり免疫系の働きが弱まってしまいます。

また、リンパ球の中でもNK細胞は、運動により活性化し運動しないと低下する傾向があるため、運動不足の人は免疫力が低下していると言われています。

頑張りすぎが免疫を下げる⁉

先にお伝えした通り、運動不足は免疫が低下する要因の1つですが、実は過度な運動も免疫を低下させる要因になることをご存じでしたか?

ハードなトレーニングをするアスリートは一般人よりも免疫力がありそうなイメージかもしれませんが、実際はレクリエーション程度に運動を実践している人よりもアスリートの方が風邪をひきやすいことを確認した論文もあるのです。

ハードなトレーニングはそれだけ身体を変化させますので、身体にとってはストレスだと感じます。

身体はストレスを感じるとコルチゾールというホルモンを分泌するのですが、これが免疫を抑制する働きをもっているため、ストレスを感じている身体は免疫が低下します。

ハードなトレーニングだけでなく、ビジネスアスリートと言われる、毎日のように長時間働いている人々など、日々ストレスにさらされている人の免疫が低下するのも同じ理由と言えます。

過度な運動負荷はストレスが高く、免疫を下げることに繋がりかねません。


 コンディショニング的おすすめは、心地よく身体を動かすことです。

ハーフポールに乗って背骨周りの筋肉をリセットするだけでも良いですが、コアトレやストレートカーフレイズ、歩きのコンディショニングで全身を動かすことで血流やリンパ還流の改善につながります。

寒くなってきた季節こそ、心地よい程度に身体を動かし、免疫を高めていきましょう!

免疫と栄養

 身体の免疫力には自律神経のバランスや腸内環境の様子が重要ですが、近年は風邪からインフルエンザ対策までビタミンDの効果が注目されています。

ビタミンDの働き

 骨を作るために必要な栄養素として有名ですが、「免疫」に対しても重要な働きがあることが分かってきました。

そのため、ビタミンDが不足すると、風邪を引きやすい、花粉症やその他アレルギーになりやすいなど、免疫に関わる不調が出やすくなります。

 ビタミンDは日光を浴びることで、皮膚に存在するコレステロールが紫外線によってビタミンDに変わり、身体の中で生成されます。

そのため、冬は日照時間が短く、外で過ごす時間が少なくなりやすいため、ビタミンD不足に注意が必要です。

ビタミンDの摂り方

①日光浴をする
日光を浴びる免疫は、手の平1枚分で十分です。10分〜15分程度日光浴をすることで、最低限必要なビタミンD を作ることができます。

ちなみに、窓ガラスは紫外線を大きくカットしてしまうので、外に出て日光を浴びる必要があります。

②豊富に含まれる食材
鮭、さんま、いわし、ししゃもなどの魚にはビタミンDが豊富に含まれています。

また天日で乾燥させた干ししいたけやきくらげもオススメです。

普段、あまり魚を食べない方は、ビタミンDが不足しやすいので、意識して摂るようにしていきましょう!

③サプリメントの活用
 普段から魚や乾物がなかなか摂れない、本格的に風邪対策、アレルギー改善を行いたい方は、食事だけではサプリメントの活用がオススメです。

マルチミネラルというサプリには、ほぼビタミンDが含まれています。

しかし、商品によって含有量はバラバラなため、出来るだけ量が多い商品がオススメです。


 季節やご自身の体調、生活リズムに合わせて、生活習慣、食事内容を工夫してみましょう。

その工夫の方法は、是非コンディショニングトレーナーにお聞きください!

お客様に合わせたアドバイスをさせて頂きます。

筋肉と食事を整えて、年末年始を元気に過ごしていきましょう。


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