上野リチ展に行ってきました
5/14土曜日
3日前くらいに急遽思い立って、
雨上がりのトーキョー散歩。
会期最後の土曜日で、
びっくりするほど混んでました。
「世の中こんなに上野リチファンがいるんだぁー」
展示見て圧倒的に感じるのは『カワイイ!!!』
作者の中のカワイイが作品の中にぜーんぶ出てるように感じました。
そして、どうしてあたしが惹かれるかも再確認。
作品の数々はあたしの中では「民藝」と繋がります。
布、刺繍、衣服、道具、室内装飾具
実際に使えるものがそこにはありました。
暮らしの中に息づいているものの美が好き。
毎日を自分のだいすきな「一軍」の中で暮らしたいと憧れてるあたしの野望(笑)と繋がります。
デザインの多くは野花、鳥、食べ物です。
キャンディの図柄のワクワク感、
傘のデザインの可憐さ、
見てるだけでウキウキします!
カラフルな色使いや色違いの配色には
時代に翻弄された中でも力強く生き抜いてきた人の
「芯」の健全なしなやかさを感じました。
展示の中で気に入ったのは「鳩」のプリントと
七宝飾箱の結婚式の図柄。
それから、刺繍バックの図案も。
何度も見ちゃうほどステキで、
緻密にカワイイ。
自分が表現したいものへの貪欲さを感じました。
会期は今日まで。
さて、会場の三菱一号館美術館もまた
ゆっくり堪能したい建物です。
で、ちょっと調べてみました(^^)
最初は1894(明治27)年に三菱の拠点として竣工。
日本で最初のオフィス街となる東京・丸の内に建った文字通り最初の近代建築作品で、地上3階地下1階(軒高約15メートル)、延床面積約6000平方メートル。尖塔式屋根を連ねたクイーン・アン・スタイルの外観。L字形。
総赤煉瓦積で、関東大震災にも耐え抜く耐震性・防火性を備えていた。(すごいな!)
設計に当たったのは、イギリス人建築家ジョサイア・コンドル。(この人すごくて、鹿鳴館やニコライ堂も設計してる。)
周辺オフィスの急速な発展に伴い、1968年に一度解体され、2010年に当時の姿で建物復元された。
建設当時の図面や写真資料材料の一部が残ってて、それで復元できたらしい。
残ってるっていうのがすごい。
そして。
三菱といえば岩崎弥太郎。
一体どれほど資産があったのかも調べてみたけど、
資料が膨大すぎてまとまらない😅
でも、江戸時代の大名屋敷のいくつかは岩崎家の手に渡ってる。
六義園も清澄庭園も旧岩崎庭園もそう。
岩崎邸なんて、鹿鳴館設計した人が設計してるし、
すごい力持ってたんだなぁってただびっくりする。
上野リチから三菱まで、
いろいろ堪能して楽しかったわ!
参考サイト
https://artexhibition.jp/topics/news/20220307-AEJ694959/
https://www.sanko-e.co.jp/read/memory/mitshubishi-ichigo/
https://www.homes.co.jp/cont/press/reform/reform_00969/
https://bunkyo-tushin.com/?p=5341
https://www.mitsubishi.com/ja/profile/history/culture/