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日本お米ばなし vol.28 調理編「夏こそ気をつけたいお米の保存方法」

Natural Farmingは、お米の専門家である「五ツ星お米マイスター」のいるお店です。
お米が大好きな私たちがお届けする【 日本お米ばなし】ぜひご覧ください。


日本お米ばなし vol.28 調理編「夏こそ気をつけたいお米の保存方法」

皆さんは、お米をどこで保存していますか?精米後のお米はどんどん劣化していきます。少しでも美味しさを長持ちさせるために、ご家庭でできる方法をご紹介します。

お米の賞味期限

お米には賞味期限がありません。しかし、冒頭でお伝えしたとおり、精米後はさまざまな要因でお米は劣化していってしまいます。
美味しくお召し上がりいただくために、当店では2週間以内の消費をおすすめしています。

お米の劣化とは

お米は生鮮食品であり、「呼吸・酸化・乾燥・虫・カビ・におい移り」などの要因で鮮度が徐々に失われていきます。
鮮度が失われていく過程で、食味も低下していってしまうわけです。

一般家庭でおすすめの保存場所

ずばり「冷蔵庫」です!
特に、温度と湿度が一定の「野菜室」がおすすめです。
お米は、15℃以下の温度で呼吸作用や脂肪の酸化が抑えられます。また、15℃を超えると「コクゾウムシ」という貯穀害虫が発育可能な温度域に入ってしまうため、発生原因にもなります。
お米はにおい移りしやすく、ほかのにおいを吸収すると食味も低下してしまいます。そのため、ジップ式の保存袋やお米専用の保存容器に入れるなど、冷蔵庫内のほかの食品のにおいが移らないように配慮することもおすすめです。

夏場は冷蔵保存がマスト!

湿度が高くなる梅雨時期や気温が高くなる夏場は、冷蔵庫での保管がマストと言えます。大切につくられた美味しいお米を大事に消費するためにも、冷蔵保管に切り替えましょう。

まとめ

日本お米ばなし vol.28 調理編「夏こそ気をつけたいお米の保存方法」
こたえ:冷蔵庫の野菜室で、保存容器に入れて保管する。

おわりに

「身内が作っているお米をどかっといただくのですが、どこに保管したらいいですか?」というご質問をいただくことがあります。生産者が所有する保管庫から小出しにいただくのが一番とは思いますが、なかなかそうもいかないのでしょう。その場合は、風通しのよい冷暗所を見つけて保管するしかありません。
一方で、お米を購入して食べている方は、冷蔵庫に入る量ずつ購入して食べていくのが一番おすすめです。
量販店では、店頭に積んで販売してありますが、スーパーなどの売場で購入する場合にも「精米年月日」の近いものを選ぶと良いです。

Natural Farmingのお米は出荷直前に精米しています。2kgというサイズは、1ヶ月以内に食べ切れる量となっています。さらに、ジップ式の袋にお米が入っているので、ご自宅に届いたら、野菜室に入れればOKの手軽さです。野菜室に入らない方は、ドアポケットにも立てて入れられるサイズを採用しているので、そちらも可能です。
ぜひ、美味しくお米をお楽しみいただけたら嬉しいです。


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