【玄米王漫遊記】vol.10 「もち玄米」とは?
玄米王米穀店は、お米の専門家である「五ツ星お米マイスター」のいるお店です。
お米が大好きな私たちがお届けする【玄米王漫遊記】ぜひご覧ください。
【玄米王漫遊記】vol.10 「もち玄米」とは?
皆さんは玄米ごはんはお好きでしょうか?
ぼそぼそして食べにくい、うまく炊けない、浸水が面倒など、人によっては嫌厭されてしまうこともあります。
最近は新型栄養失調という偏食などによって引き起こされる問題も起きています。これは、食事による「カロリー」は足りているのに、ビタミン・ミネラル・食物繊維など必要な栄養素が不足している状態のことをいいます。
そこでおすすめしたいのが、白米よりもビタミン・ミネラル・食物繊維を豊富に含む玄米食です。
「もち玄米」とは
一般的に食べられている玄米は、「うるち米の玄米」です。
うるち米の玄米は、いわゆる「白ごはん」の糠層の部分が残っているものになります。
もち玄米は、「もち米の玄米」です。
お餅は、お餅にする前にもち米を精白して、白米にしてから加工するため、白色をしています。もち米を精白しなければ(糠層の部分を取り除かなければ)、もち米の玄米となります。
もち玄米の魅力とは
もち玄米は、うるち米の玄米に比べてとにかく「食べやすい」です。
もち米特有のもちもちとした食感、玄米のぷちっとはじける食感の両方が楽しめます。
<もち玄米の魅力>
・うるち玄米よりも食べやすい
・長時間の浸水がいらない
・腹持ちがいい
・ツヤツヤでピカピカの見た目
・白米よりもミネラルやビタミンが豊富
ちなみに、おにぎりにして冷めてからでも美味しく食べられます。
気をつけたいポイントとしては、「保温に適さない」ということです。もち玄米を長時間保温すると、保温中に水分が抜けてカチカチになってしまいます。
炊き上がったらすぐに食べない分は、ラップに包んで冷凍しておくと良いです。冷凍のもち玄米をレンジで温め直してももちもち食感はそのまま、美味しく食べられます。
もち玄米の炊き方
ずばり「白米の炊飯方法と同じ」です!
白米の炊き方は、別のコラムでご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
もち米は蒸すのに、もち玄米は炊けるの?
通常の精白されたもち米は、蒸して調理します。これは、もち米は粘りが強く、吸水力も強いため、うるち米の白米のように炊飯器で炊くと水っぽくなってしまいます。また、もち米特有の「もち臭」があり、美味しくないのです。そのため、おこわなどのように蒸して調理します。
もち玄米の場合、通常は吸水しすぎる水分を糠層がガードして吸水しすぎないため、うるち米の玄米のように長時間の浸水も必要なく、ちょうど良い炊き上がりとなります。
また、玄米王米穀店では炊飯でももち米特有の「もち臭」を感じない品種をセレクトしています。
おわりに
もち玄米が気になる…という方は、私たちの運営する「玄米王米穀店」にて取り扱っていますので、ぜひお試しください。
もちろん、農薬不使用・化学肥料不使用のもち玄米となります。
もち玄米はもち米だから太りそう…と思っている方もいらっしゃると思います。次回はもち玄米のカロリーのお話をしたいと思います。
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