レイキは誰でもできるもの
大正末期に創設された「臼井靈氣療法学会」によって、レイキは日本中に広まりました。
戦前には、最大で100万人もの人がレイキをしていたと言われています。
どうしてそんなに広まったかと言うと、1つには誰でも靈授(アチューンメント)を受ければレイキができるようになったからです。
レイキの回路とアチューンメント
レイキの講習を受けると、数回の靈授やアチューンメントを受けます。(以下、西洋レイキで呼ぶアチューンメントに統一します。)
このアチューンメントによって、誰でもすぐにレイキができるようになる。
これが、レイキの大きな特徴です。
ただ、アチューンメントによってレイキの回路を開く、と言われることがありますが、これは誤解されやすい表現だと思います。
レイキの回路は、アチューンメントによって創られるのではありませんから。
これを、アチューンメントによって創られると認識していると、アチューンメントに絶大な力を付与することとなり、本来のレイキからかけ離れてしまいます。
レイキでは、身体の中に靈氣が流れるパイプがある、という言い方をよくします。
このパイプは、最初から誰にでも備わっているものです。ただ、そこに詰まりがあって、靈氣が流れにくくなっている。
それを流れやすくするために詰まりを取るのがアチューンメントなのです。
レイキは人間の本能です
前に、レイキは人間の本能だという話をしました。
お腹が痛ければ、無意識にお腹に手を当てる。こんなことをするのは人間だけです。
つまり、手を当てることによって不調を早く治そうとする本能があり、それがレイキそのものなのです。
したがって、アチューンメントを受けなくても、誰でもレイキができるということです。
アチューンメントを受けなければレイキができないと説くマスターが多いですが、はっきり言って、それは間違っています。
レイキの本質は何かということを考えれば、論理的にそれがおかしいことは明らかですから。
アチューンメントの意味
では、アチューンメントは何のために行うのか、ということになります。
これは、先ほども言ったように、元々あるレイキの回路に氣(靈氣)が流れやすくするものです。
比喩的な表現ですが、パイプの詰まりを取る、ということです。
元々あったパイプですが、長く使わなかったりしたことで、サビびついているのです。
そのサビを取って、靈氣がスムーズに流れるようにしてあげること。
それがアチューンメントなのです。
その証拠に、アチューンメントを受けなくてもレイキができる人が大勢います。
また、私はレイキの練習交流会を主催していましたが、その時はレイキ講習を受けていない人(アチューンメントを受けていない人)も参加していました。
しかし、最初にレイキ回し(レイキ・サークル)をすることによって、みなさんがレイキができました。
レイキ回しというのは、電車ごっこのようにぐるっと輪になって前の人の背中に手を当てることで、氣(靈氣)がぐるぐる廻るようにする方法です。
靈氣がよく流れるための方法
アチューンメント以外に、靈氣がよく流れるようになるための方法があります。
実を言えば、アチューンメントよりも、もっと効果的な方法もあります。
ただ、まだ靈氣が流れにくい人は、アチューンメントを受けるのが効果的だというのも事実です。
以下、靈氣がよく流れるための方法です。
より効果的と思われる順に並べています。
1.他の人にレイキをしてあげる。
2.自分自身にレイキをする。
3.アチューンメントや他の人からレイキを受ける。
4.発霊法(はつれいほう)を行う。
この中で、1番の他の人にレイキをしてあげることが、最も効果的だと実感しています。
2番と3番は、どっちが効果的かは微妙です。ただ、長時間できることを考えると、自己ヒーリングになるのかなと思います。
4番の発霊法というのは、訓練が不要と言われるレイキにあって、唯一の訓練のようなものです。(また後で説明します。)
レイキを使いましょう
レイキは、人間の本能であり、誰でもできるものです。
ですから、どんどんレイキを使ってほしいと思います。
誰に遠慮することもありません。ただ手を当てるだけなのですから。
そのことを広めるのが、私が提唱しているナチュラル・レイキなのです。
それを、ここで詳しく説明したいと思っています。