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うつ伏せに寝た人への手の当て方

受け手にうつ伏せに寝てもらうことで、背面全般へのレイキがやりやすくなります。
ただし、うつ伏せ寝を長時間続けることは、なかなか大変なことです。
そのことを理解して、いろいろ工夫することが大切です。

使う機材などによって、受け手の体勢も変わってきます。
そういうことも含めて、うつ伏せ寝の場合の手の当て方を説明します。

うつ伏せ寝の問題と対策が重要

うつ伏せ寝で問題になるのは、まずは顔です。
普通に顔を真下に向けると、はっきり言って息ができません。
しかし、顔を横に向ける体勢は、体が硬い人にはつらいことです。
そこで、マッサージなどで使う施術用のベッドでは、顔の部分を空けた施術用のベッドが使われます。

これには、ベッド本体に穴が空いているタイプと、ベッドの先端にヘッドレストを取り付けるタイプがあります。
どちらも一長一短があるので、いろいろ試してみて選ぶのがよいでしょう。

いずれにせよ顔がくっつくので、そこにはタオルや紙などをあてます。
専用の紙(フェイスペーパー)が売られているので、それを使うのも良いと思います。
なお、直傳靈氣では手ぬぐいを折って使うやり方を提示しています。

また、うつ伏せ寝で苦しくなる場所に、腕の付け根があります。
体側に延ばすと、顔を下に向けても横に向けても顔が痛くなります。
また、頭の方に腕を持っていくと、肩の関節が痛くなったりします。
そこでセラピーサロンなどでは、胸当てを使うことがあります。

胸当てを使うことで、腕を頭の方に置いても肩が苦しくなくなりません。
これは、ブランケットを折って代用することも可能です。

また、施術用のベッドでヘッドレストを使う場合は、腕を前方のベッドの先に降ろすようにして、そこに腕置きを設けるものもあります。
これもまた、自分で試してみて、やりやすいものを選ぶと良いでしょう。

私がいろいろ試した中では、この写真にある胸当てタイプが良いと思いました。
これならベッドでなくても、ふとんでも使えます。
また、写真ではわかりづらいですが、胸の部分に2つ穴があって、胸が大きい女性でも苦しくならないよう工夫されているのも、優れているポイントかと思います。
ただ、頭の位置が高くなるため、枕が必須になります。
胸当ての高さと同じか、やや低いくらいの高さの枕を用意する必要があるでしょう。
写真は、額を乗せるだけの枕ですが、顔の部分に穴が空いた高さのある顔全体を乗せるタイプもあります。

頭に手を当てる

うつ伏せ寝の場合、あまり頭に手を当てることはありません。
なぜなら、当てられる場所が後頭部と側頭部に限られるからです。
また、顔を横に向けて寝る人もいるし、簡単に動かせるため、後頭部だとしても当てづらくなるからです。

したがって、受け手にうつ伏せに寝てもらう場合は、頭以外の部分に手を当てることを考えた方がよいと思います。
ただし、レイキマラソンの場合には、うつ伏せ寝でも必ず頭に手を当てます。
頭と足に手を当てることが基本になりますから。

背中から脚に手を当てる

うつ伏せ寝で手を当てる主たる場所が、この背中から脚にかけてとなります。
背筋や大殿筋、大腿筋など、大きな筋肉があるのが背面です。
ですから、肩こり、背中痛、腰痛などは、この体勢でレイキを行います。

なお、肩こりで肩に手を当てる場合は、頭の方に回って、両手で両肩に手を当てるようにします。
それ以外は、受け手の横から手を当てます。
受け手の左右両側に手を当てる場合は、受け手がベッドに寝ているなら、施術者は座らずに立って、高い位置から手を当てるようにすると良いでしょう。

背中側は、少々手の圧力がかかっても受け手が気にならないので、仰向け寝のお腹に手を当てるような気遣いは不要です。
むしろ、少し圧をかけるくらいの方が、レイキを受けている実感が得られるので、受け手が安心することがあります。

背中では肩甲骨周り、それから背骨は重要なポイントです。
腰痛の場合は、腰骨だけでなく、左右に痛みが出てないか確認し、骨盤からその上部にかけて手を当てるのもポイントになります。
また背中痛の原因が、大殿筋大腿筋の緊張から生じている場合もあるので、そこも手を当ててみるとよいでしょう。
ふくらはぎも脚の血流をよくするので、脚へのヒーリングとしては重要なポイントになります。

また、臓器関連では背面から手を当てるのが望ましい唯一の臓器として腎臓があります。
慣れないと場所の特定が難しいのですが、腰のクビレから上で、肋骨の下あたり、背骨の隣りという位置になります。
握りこぶし大の大きな臓器ですから、だいたいそのあたりに手を当てれば、「感じる手」になっていればすぐにわかると思います。

足に手を当てる

足に手を当てる場合は、足の側に回って、両手で両足に手を当てます。
うつ伏せ寝では、足裏に手を当てやすくなるので、足裏へのレイキが基本になります。

足裏はデリケートな場所なので、直に触れることはしません。
受け手にソックスを履いてもらうか、バスタオルやブランケットをかけて、その上から手を当てます。

かかとを軽くつかんだり、足首を軽くつかむというやり方もあります。
いずれの場合も、施術を受けてみるとわかりますが、足へのレイキはとても気持ちがよいものです。
レイキマラソンではよく行いますが、通常はあまりすることがありません。
ヒーリング目的でレイキを受けるのでしたら、ぜひ一度体験してみてほしい箇所です。


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レイキ療法師 アカさん
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