見出し画像

衝動買いではなくインスピレーション買いと言おう。エシカルファッションに見る手仕事の美しさと人の想い。

次の予定まで30分しか時間がない。

必要なものを買って足早にショッピングモールを去ろうとしたとき、ふと目に入った瞬間から心を掴んで離さなかった。

出会いは必然。私の心を掴んだのは、こちらのシャツです。

画像1

広島のレクトというショッピングモールにある、蔦屋書店でポップアップされていた「itobanashi」というブランド。名前もイイ。

お洋服だけではなく布雑貨などもあり、どれもこれも素敵だけれど、このシャツの美しい刺繍に魅了されました。

綿の生地にインド刺繍の糸はシルク。だから、キラキラ輝いて、光を通すと透け感も美しい。

「あの、私すぐ行かなきゃ行けないんだけど、これ素敵ですね。試着できないけど、たぶん大丈夫だと思うから、買います。」

とお店の方に話しかけ、10秒ほど刺繍の色が白かキナリか迷って、白にします!と決めてきました。ナチュラルに着るんじゃなくて、ボタンを全部閉め、きれいなパンツやスカートにインしてトラッドに着たいなぁと思ったので真っ白の方がいいなと。

家に帰ってこちらのブランドを調べてみると、インドの刺繍雑貨やお洋服などは、国の人々の文化や伝統を大切に守り育みながら、労働時間に適正な価格で取引しているとか。刺繍職人は女性が多いから、そのコミュニティ全体の経済力を底上げするように様々な取り組みをしているんですって。

刺繍生地はインドで、服の縫製は日本でしているそうです。

画像2

エシカルファッションって、ご存知でしょうか。

倫理的、道徳的な視点で環境問題や労働問題、人権問題に取り組んで生産、販売されたファッションのことを言います。

心惹かれたのは、見た目の美しさはもちろん、そこに宿る人々の想いやコンセプトだったのかもしれないなぁ。だからこれは、衝動買いではなく「インスピレーション買い」ということに、しておきます。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?