消えたプロコン事件簿
どうも、隣から夫婦が大きな声で喧嘩をしていると思いきや、ドスッと鈍い音が聞こえて、そのあと急に静かになったスペシャルです。
それは冗談でして肝数値高男でございます。
もう俺はダメだ。人生終わってしまいました。このまま生きていける気がしません。
それくらい大事なものを失ってしまいました。
そうです、俺の命よりも大事な、アレを失ってしまいました。
それは、何かと言いますと、これです。
そうです。Nintendo Switch の「プロコン」です。
ゲームをほとんどやらないで、Nintendo Switch はテレビの CM とかで見かける程度の方だったら、本体の両側に取り付けられているリモコンのようなアレをカチッと取り出して、それを器用に振り回したり、ボタンを押したりするものというイメージが強いでしょう。そうそう、これのことです。
「ジョイコン」も、なかなか使いやすいし、携帯もできるし、俺個人的には大好きなんですけれども、言ってしまえばこれは「ライトユーザー向け」のコントローラなのです。
例えば俺や尿酸値高男くんのように、朝一から仕事なのにアラ不思議！午前３時頃まで Nintendo Switch のアカウントがログインしているわ！この人たちは一体何時に眠っているのでしょうか？でお馴染みの人たちや、アリストテレスくんや九十九一二三くんのような、平日に明け方までゲームをしていて、あれれれれ？おかしいなぁ。大人なのに昼過ぎまで寝ているぞー？お仕事は何をやっているのかなぁ？でお馴染みの人たちは、言ってしまえば「ヘビーユーザー」です。
･･･うーん、ちょっとわかりにくかったでしょうか。
じゃあ、もう少しわかりやすく説明させていただきますと、Nintendo Switch の CM に出演できるのは「ライトユーザー」だけですよ。
今まで、いろんな CM が放送されましたけれども、よく思い出してください。
代表的なので言えば「新垣結衣さん」とか。あとはお子さんから親御さん。おじいさんおばあさんが、広くて綺麗なリビングで、ワイワイ楽しく Nintendo Switch で遊んでいる光景が CM で放送されているじゃないですか。あの映像に出演されている皆さんが手に持っているのは「ジョイコン」です。
で、俺たち「ヘビーユーザー」は、そうですねぇ･･･。
深夜０時過ぎ。薄暗い部屋で、目の下にクマを作り、目は充血して真っ赤っかになっていて、オンライン対戦で負けたらデスクをガツンと殴り「クソがッ！！！！」って絶叫する人たち。そんな人たちは CM になんか絶対に出演できないじゃないですか。次の日も仕事や学校なのに、常識的に考えたら眠らないといけない時間なのに、睡眠を削ってまでゲームに夢中になってしまっている不健康な人たち。専門家に診断してもらったら、何かしらの病名を告げられそうでお馴染みの俺たちヘビーユーザーが手に持っているコントローラが「プロコン」なのです。
「ジョイコン」と「プロコン」を使う人たちの違いがよくわかったでしょうか。
あ、すみませんがこれは俺の住んでいるデッカイドウの片田舎での話です。都会に行けば、おじいちゃんおばあちゃんも「プロコン」を使っているかもしれないし、無職でハローワークに行って仕事を見つけないといけないのに、朝方までゲームをやってしまい、そんで夕方までぶっ通しで眠ってしまう人が「ジョイコン」を使っているかもしれないので、今の話はあまり真に受けなくて大丈夫でございます。
俺が Nintendo Switch を購入したのが２０１７年。最初は「ジョイコン」だけで全然普通に遊んでいたんですけれども翌年２０１８年に、別に「欲しかった」ってわけでもないんですけれどね。衝動的に･･･っていうか･･･。うーん･･･なんていうのかな。ま、言葉選ばずに言いますけれども、俺って大金持ちじゃないですか。大金持ちなので TSUTAYA で switch の「ドンキーコング トロピカルフリーズ」を購入し、悪友のカチンくんと一緒に遊ぶために「プロコン」を購入しました。
２０１８年から、我が家にずーっとあったプロコン。２０２０年に引っ越した今の家にも、もちろん持ってきたんですけれども、このプロコンがめちゃくちゃ高くてねぇ･･･。ざっくり価格で、７５００円くらいするんですよ。新品のソフトよりも高いんだぜ。信じられないよなぁ。
でもねぇ･･･人の手にしっかりフィットすることを考えて設計されたコントローラなんだろうな。めちゃくちゃ使いやすい。これを持ってゲームをするだけで、めちゃくちゃ上達したような、そんな気にさせてくれます。
「桃太郎電鉄」みたいなゲームは、まぁコマンド入力だけなので「ジョイコン」で十分ですけれども「スーパーマリオオデッセイ」や「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」のような、アクション性の高いゲームだったら絶対に「プロコン」の方がいいです。
いいのはわかっているんですけれども･･･しかしねぇ･･･いろいろきになる点があるんですよ。それは何かと言いますと、ネットでの書き込みを見る限り、どうやらこれが「壊れやすい」らしいんですよね。７５００円も出して払ったコントローラが、いつしかぶっ壊れてしまうみたいだ。
それを考えたら、なんだか一気にブルーな気持ちになりましてね。
先ほど「俺は大金持ち」だなんて書きましたが、今はじめて告白するのでみなさん驚かれるかもしれませんが、俺めちゃくちゃ貧乏なんですよ。７５００円でプロコンを購入し「ぶっ壊れたから」って理由で、また７５００円を出して２個目のプロコンを買うって考えたらめちゃくちゃ切ないじゃないですか。なんていうのかなぁ･･･永遠に任天堂に献金しているような感じ。
俺の中で「コントローラ」は、消耗品だったら困るんですよ。「コントローラ」は基本的に永遠に使うべきものだと感じていますので、俺がじーさんになっても、２０１８年に購入したプロコンを大事に使い続け、そして俺が死んだ時には「プロコン」を棺に入れてもらうってのが、ゲーマーとしての理想的な終末じゃないですか。
しかしねぇ、どうやらそうはいかないみたい。コントローラは何回も壊れるみたい。俺は令和対応型おじさんなので、調べ物は Google ではなく、Twitter で、世の中のみなさんのプロコン事情を調べてみたところ「もうプロコンぶっ壊れまくって３個目です！」とか「俺なんか５個目だよ！」などなど、次から次へと金を出してプロコンを購入している人ばかり。
誰１人として「なんでこんなに壊れるの？これでいいのか任天堂」という人は稀にいる程度で、その声はあまり聞こえてきません。
「プロコン壊れた！もう最悪！！ゲームなんか二度としない！」なんて言ってしまった日にはもうおしまい。去る者誰も追わずの状態で、その人はただゲームをしない。任天堂的には１人ゲーマーが減ったところで痛くもかゆくもないらしいのです。
そこで俺がやったやり方。それは「極力プロコンを使わない」っていうね。
３０００円や４０００円で、社外品の安いコントローラを買い、それでゲームをし、「プロコン」はお客さんがきた時くらいしか使わないという、いわゆる「極力使用頻度を下げる」のやり方でございます。
つまりはアレです。皆さんも２０代前半の頃、周囲に金がないのにいっちょまえの車を買った奴、いませんでしたか？
維持費もシンドイ、ガソリンもハイオクなので、あまり乗り回したくない。
かっこいい車なので「乗らせて」って言っても「NO」しか言わない。遊びに行くときはいつも決まって「迎えにきて」としか言わない。「いやいや、なんのためにその車に乗っているんでしょうか？」でお馴染みの、不思議な人いたでしょう。有名な言葉で言うところの「宝の持ち腐れ」って奴。まさにあれと同じ現象。せっかく「プロコン」を持っているのに、たくさん使用して壊れてしまったらもったいないので、絶対に使わないというやり方です。
そんな大事なプロコンを購入して４年の今年の夏の終わりから秋にかけて、なんと急に消えてしまったのです。
この話はまだまだ長くなりそうなので、続きはまた今度書いていこうと思います。
いうところまで書いたところで文字数が３５３１文字になりましたので今日はこの辺でオヒラキにしたいと思います。今日もここまで読んでくださった方、どうもありがとうございました。こんな感じのバカしょうもない文章を毎日更新しておりますので、またよければ遊びに来てくれたら嬉しいですわ。
それでは次回をご期待ください。さよなら、さよなら、さよなら（淀川さん風に）
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