どうして好きなことが続けられるのか①
こんにちは。ナチュラコです。絵を描いて、雑貨を作り、教室を開いて、楽しく創作する毎日です。
どうして好きなことが続けられるのかというタイトルですが、結論から言うと、好きなことを続けようと思った訳ではなく、子どもの頃から気づいたら続けていたと言うことです。むしろ、やらずにはいられないことなのです。私の場合・・・やらずにはいられないこと=絵を描くこと です。
それでは、どのようにしてやらずにはいられないことが育まれたのかよろしければ、読んでみてください。
■子ども時代
絵を描くのが楽しい!と思った記憶は5才の頃。保育園で描いた「栗」の絵でした。目の前に「毬栗(いがぐり)」を置いて、画材はパステルコンテ。ぼやける感じに衝撃を受けて夢中で描きました。そのときの光景を覚えています。
そして、小学1年生の頃。写生で学校の校庭に来た消防車の絵を描きました。その絵は写実的ではなく、ホースから水が出ている想像して描いた絵でした。そして、初めて賞をもらいました。褒められてうれしいと思った記憶です。
好きだった思い出の絵本はブライアン・ワイルドスミスが描いた絵の「お金持ちと靴屋さん」。ストーリーではなく絵に夢中で何度も見返していました。
子どもの頃、絵を描くことが大好きでしたが、放課後、友だちと遊んだり、部活は体育会系だったり、絵が中心の生活ではありませんでした。
■左利きあるある
子どもの頃からのコンプレックスが左利きでした。特に文字を書くことが苦手でした。先生の書き順を見ても頭が混乱するし、思うように書けないのです。はさみもご飯も全て左でした。
思春期になり、益々コンプレックスが強くなりました。きれいな文字が書けなくて、文字を見られることもいやでした。
もちろんスポーツも左でした。球技をしていたので、重宝がられましたが、道具や練習方法がみんなと逆であることは変わりません。いつか左あるあるの記事かいてみようかな~(笑)
■大人になってから
大人になって、なんとなくそんな自分(左利きもいいじゃない)を受入れられるようになってきました。いつしか自分の文字も「これが自分の文字か」と思うと好きになっていきました。
絵については、自分の好きな感じがだんだん明確になってきました。シンプルな線でかかれたものゴフスタインやコクトー、抽象的な絵のピカソ、バスキアに興味を持っていて、美術館によく行きました。デザインや建築、写真も好きです。
絵の学校に行ったり、習ったりしたことがないので、本当に気ままに描いていました。
中でも、画家のクリムトが好きです。金色を使って幻想的な絵を描くクリムトに夢中になり、雑誌の切り抜き(作品ですよ(^.^))を部屋に飾っていました。いつかオーストリアのウイーンに本物の絵を見に行きたいな~と思っていました。そして、人生のタイミングでそのチャンスが訪れました。ベルベデーレ宮殿に飾られたクリムトの「接吻」という作品は本当に素晴らしくて、私は1週間の滞在中に何度も訪れて、作品の前のある椅子に座ってスケッチしました。画家クリムトが過ごした土地で作品を見ることがどれほど大切かを肌で感じました。
■突然の覚醒
月日が流れ、ある夜、絵を描いていました。すると、突然確信(覚醒)しました。「え!!私は絵をかくことが好きなの?そうか!!そうなのか!!!・・・そういえば、あの時もあの時もいつも絵を描いてた!」頭に雷が落ちたことはないけど、そんなくらいの衝撃でした←本当にこんな感じだったのです。
この日を境に私は絵を描く(やらずにはいられない)ことを仕事にしたいと思うようになりました。
・・・続く