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たくさんの仲間とより遠くへ。

今後のビジョン

はいさい〜!玉城幸太です。今回は、沖縄の米農家さんの話、クラフトサケ造りで自分が目指している将来のビジョンについてお話します。

沖縄県産米の新たな可能性を広げる

沖縄で居酒屋の経営を通して感じる事があります。
僕ら飲食店は農家さんや漁師さん、畜産業の方々、お酒造りをされてる方達。そういった方々がいなければ商売が成り立ちません。本当に何も出来ないんです。完成された料理を目の前に、日々感謝の思いであったり、農家さん達の為に自分にも何かやれる事は無いか、と考える様になりました。

西表島のお米

沖縄でお米が取れる、かつては稲作が盛んだったという話は、地元の沖縄の人でさえあまり知られていないのが現状です。沖縄のお米を沖縄県民である私でさえ食べる機会はとても少なく、まだその価値が十分に知られていません。沖縄県産米の魅力をもっと多くの人に届けたい。もっともっと使い方の幅を広げていきたいという思いが強くあります。

「沖縄の米農家の減少」
沖縄県の水稲栽培は、暖かい気候を利用して二期作(同じ耕地で1年に2回、同じ作物をつくる農法)で作られている。しかし、台風や干ばつといった気象リスクに強く栽培しやすい、さとうきびの転作が進められ、水稲の作付面積は減少している。
沖縄本島中北部の水田地帯では、田芋が地元食材としての需要が強く、安定して栽培されている。一方で、生産者の高齢化や担い手不足に悩まされており、人材確保が問題となっている。

全国に地元の美味しい物の魅力を広げたい

最終的な目標は、沖縄県産米を使ったクラフトサケを世界に届けること。
県内唯一の日本酒蔵が無くなってしまいましたが、これから僕らに出来ることは、沖縄で立派に育った美味しいお米の存在や、沖縄で育つ果物、お野菜など、どれをとっても世界に通用する地産物であることをクラフトサケ造りを通して今よりもっとたくさんの方に知っていただきたいと思っております。

クラフトサケは、フルーツやハーブなどの副原料を加える事が可能なので、これまでの日本酒には無い新しい角度から、酒造りが行えます。
沖縄の美味しいお米×フルーツなどの地元の産業を組み合わせたお酒を多くの人へ届けていきたい。
沖縄の自然豊かな文化や伝統を、僕らの酒造りから改めて世界へ広げていきたいです。

仲間と共に広めていきたいクラフトサケ

現在、沖縄にクラフトサケ醸造所はありません。
県内唯一の日本酒蔵も無くなってしまったので、また新たな市場を作り上げていかなければなりません。
とても大きなチャレンジになると思っておりますが、今もなお本当にたくさんの方々にご協力を頂きながら事業を進めております。
感謝してもしきれないほどの多くの方が「沖縄でクラフトサケを造ること」に魅力を感じてくれて、可能性も感じてくれて、協力してくれています。

たくさんの人が関わってくれる事業を担う責任をしっかりと背負ながら、
大切な仲間と共に、沖縄のお米や果物がクラフトサケとなって想像もしなかった世界の果てへと旅立っていく日をとても楽しみにしております。

西表島のお米農家の大浜さん(中央)

将来のNOMU醸造所のビジョン

どれだけ大きな夢を語っても、生き残らなければ意味がない。日々経営をしながら強く感じています。NOMU醸造所もとにかく長く続けられるようにすることが一番の目標です。長く長〜くです。

これからの酒造りにおいて日々直面するであろう経営課題も、丁寧にクリアしていかなければなりません。
地域の皆さんに愛されるお酒を造り続け、長く親しまれる存在になりたいと思っています。ここで培った技術や知識を次世代に繋げていけるよう、しっかりとした土台作りをしていきます。

また、先程も話した通り、沖縄の農家さんの美味しいお米や果物がクラフトサケになって、それが全国へ広がって届いて欲しい!沢山の国境を跨いでいって欲しいというのが将来のビジョンです。
これからもNOMU醸造所の挑戦を続けていきますので、引き続き応援よろしくお願いします!


今後も、こちらのnoteから沖縄のクラフトサケ造りの話を、定期的に綴っていこうと思います!どんどん具体的な話をしていこうかなと。
皆さんに沖縄の新しいお酒を楽しんでもらえる日を、心待ちにしています!

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