おじさんにも青春はある。
昨日は草野球の試合がありました。
私達のチームは基本、
伊波(いは)中学校という沖縄県中部はうるま市にあるとても小さな中学校のOBだけで結成されています。
僕の周りの場合、草野球のチーム発足時は同い年で結成することが多いのですが、私達の場合は最年長が33歳で、1番下は20歳です。同じ中学校の卒業生だけで、しかもこれだけ離れた世代でチームを10年以上運営してるケースは珍しいそうです。
昨年は県大会準優勝が最高成績で、全国大会まであと一歩のところで敗退しました。大学まで野球をやっていた人もほとんどいないですし、野球選手としてキャリアがある人は誰一人いません。
ですが、成績もチーム運営もうまくいっている理由は、、、
何歳になってもおじさんらしく、犬のように白球を追いかけ続ける。
このチームスローガンのおかげだと思っています。
よくダサいと言われますし、意味不明だとも言われます笑
「犬のように」が正しい表現なのかは分かりませんが、要するに、
自分の飼ってる犬とボール遊びをする時って、ボールを投げたらものすごく喜んで、嬉しそうに追いかけていきますよね?
久しぶりに遊ぶ時なんか特に、がっついて追いかけていきます。それってすごく純粋な光景で私は大好きなのでよく犬と遊ぶんですが、全く同じで、僕らも何歳になっても、大好きな野球というボール遊びを一生懸命楽しくやっていきたいわけです。
正直スポーツ特有の「勝利」にこだわってもいませんし、上下関係もありません。
だからこそ20歳の後輩たちも心おきなくチームに入ってくれます。
そのゆるさが仇となって負ける事もありますが、それは問題ではなくて、次もまたボールをにこにこしながら追いかけるのです。
これは確かに趣味だからこそできることなのですが、仕事もなるべくその形に近づけながら、利益を残していきたいと考えています。
遊び心満載の仕事のカタチ。なおかつ、僕らの楽しさや一生懸命さがお客様に伝わっていく仕事への取り組み。なかなか難しい問題ですが、諦めずに取り組んでいきたいと思います。
昨日試合も勝利したので、地区ブロックで4強まで残りました。ブロックで優勝すれば、県大会の本戦まで進めます。県大会で優勝すれば全国大会に出れます。
高校野球だけが青春ではなくて、おじさん達はまだ青春真っ只中です。要は心の持ちようなのです。だから月に一回くらいは、仕事もなにもかも忘れて、白いボールだけを夢中で追いかけます。その時間は間違いなく青春そのものです。
家族がある方もたくさんいますので、出来るだけ奥さんや子供たちも試合に呼びます。そこで、みなさん自由に子供を遊ばせています。
パパがバッターの時は違う人が小さな子のキャッチボール相手をしたり、一緒に応援したりしています。
そうやって時間を過ごすことで、子供にとっても思い出深い時間になります。
自分1人だけ楽しめる趣味もいいですが、こうやって家族ぐるみで楽しめるようになれば、もっと濃い時間が過ごせます。
年末にはチームの忘年会があって、そこで首位打者や、ゴールデングラブ賞、盗塁王などの表彰もあります。意外とこの仕組みは良くて、モチベーションの一つになるので、運動をサボらずに済みます。長く野球をやるために適度な運動はしておかなくてはならないので、健康という意味でも効果的です。
何歳になっても身体がぼろぼろになっても楽しく白球を追いかけていたいのはその時間が青春そのものに感じれるからですね。
青春は若者だけの特権ではないぞ!とおじさん達は今日も張り切ってボールを追いかけ、盛大に転びまわるのです。
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