人生が進みすぎて土窯プロジェクトが進まない。
本業やその他プロジェクトもガンガン進む中、共同畑のトマトは鈴生り、同時に冬野菜の秋まき時期が迫り、おまけに会社設立事務作業も重なるわで、全く土窯プロジェクトが進んでおりません。イマニュエルは土台制作の責任を果たし、イタリアに休暇に行ってしまいました。私は全てが重要事項に見える欲張りな猛烈獅子座40代、あれもこれもやってしまい、土窯がおざなりに。
そうは言っても、いつも土窯構想は練っておりまして、どの土窯構造にするかが最近の悩みのタネ。土窯には一層構造と2層構造があり、もちろん2層構造であると効率良く火が回り、燃料節約につながります。しかし土窯初心者のため、2層となると技術的に自信がございません。とういわけで、ビギナーにおすすめ1層構造を制作しようかと思索中。
さてさて、土窯を作る前に、とにかく土台を完成させねばなりません。見た目をそれなりに良くするために、『土台コンクリ敷石部分を土で覆う』というアイデアを意気揚々と提案しましたが、前回の記憶から少々腰が重くなる私。(粘土層を求め一人で黙々と穴を掘り続けた。)そこで思い出したのがモグラ塚。ある土窯経験者がモグラ塚付近の土を見て、『これは使えるよ!』と言っていたのです。ということで、スコップ持ってモグラ塚へ直行。モグラさんよ、掘り起こしてくれてありがとう。ちなみにウチの畑の土は粘土質が多いらしく、ナメクジがたくさんお住まいです。私が撒いたゴボウの芽も美味しく召し上がっていただいたようで、泣きました。
今回は二人の女子の助っ人を得て、生足で楽しく土づくり。
写真ではあまり伝わりませんが、今回手伝ってくれたアグネスはものすごく美しい足の持ち主。一度一緒にジーンズを買いに行ったことがあるのですが、あまりの造形のギャップに凹みました。足だけは綺麗で運が良かったと笑う自然体のアグネスですが、こんな変な日本人とも遊んでくれるとても可愛いドイツ女子です。彼女は難民たちと料理をしながら地域の人と交流するというプロジェクトに長期に渡って携わっておりました。ドイツ中を旅して毎晩どんちゃん騒ぎしていた彼女の話も興味深いので、いつか記したいと思います。参考にリンクを下に貼っておきます。
https://ueberdentellerrand.org
そんなことはさておき、土について少し記述しておきます。基本は粘土質の土と砂を1:3で混ぜるとのこと。思ったより砂の分量が多くびっくりします。先に粘土質の土を水で練り上げ、それに砂と水を適度に足して、適度な硬さの粘土にしていくわけですが、誰でも幼い頃の砂場の記憶を引き出せば、難しいことはありません。ちなみに砂はリソースが限られており、畑に転がっているようなものではありませんので、今回は、知り合い宅の地下に眠っていた砂を譲っていただきました。
このモグラ土と砂のミックスを土台にペタペタと貼り付けていきます。
どんどんコンクリ敷石が覆い隠され、見栄えがナチュラルに。
この状態で一旦乾かして、また調整することにしました。一体どれだけ土台に時間をかけているんだか。人生と同じで土台作りって大変…って土台のない根無草がよく言う、と親族から突っ込まれそうです。秋風も吹き、いつになれば土窯自体の制作に入れるのか不安になってきましたが、窯ファーストに現実が動くよう、本業をさっさと片付けます。(おい!)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?