阪急電車の駅員さん(神戸線開業100年の日に)
今日で、阪急神戸線が開業100年を迎えたそうです。当時、新聞広告に載ったコピーが「綺麗で早うて。ガラアキで 眺めの素敵によい涼しい電車」だったそうで、関西ぽい自虐もあるインパクト大の面白い言葉ですね。
さて、そんな記念すべき日にその阪急電車で駅員さんに迷惑をかけてしまいました。
久方ぶりに電車に乗ったので乗り方を忘れていた、という訳ではないのですが、降りる駅で切符を持っていないことに気づきました。
ポケットや財布、カバンの角を探しても見つかりません。そこで自分の行動を振り返ってみると、そういえば切符を改札で取った記憶がないのです。
駅員さんに「乗る時に切符を取り忘れたかもしれないこと」を告げると、乗った駅に電話し、取り忘れがないか確認してくださいました。結果、取り忘れた切符が見つかり、改札を無事通る事が出来ました。
こちらが100%アホなことをしているのに駅員さんは嫌な顔ひとつも見せず、笑顔で接してくださいました。こういう時って、小心者の私は「嘘ついてると思われないかな」とか「めんどくさいことしてごめんなさい」とか自分の思い込みでドキドキしてしまいます。でも、駅員さんが柔らかい態度で迅速に対応してくださったので、すごく有り難かったです。
私は何年かに一度、切符を取り忘れるということをやってしまうようなのですが、前回は、鳥取の大山から広島の尾道に行った時でした。尾道駅で切符がないことに焦りまくった私は改札で恐る恐る切符がないことを伝えると、駅員さんは「ああ!乗った駅から連絡が入ってます!」と来た来たっという感じで笑顔で答えてくださいました。その時の私の安堵といったらもう・・・。JR西日本の駅員さんにも感謝です。
普段でも大変なのに、このコロナ禍の中、駅で働くということは多大なストレスに晒されていらっしゃると容易に想像できます。そんな中でも、笑顔で利用者と接してくださる駅員さんはプロの仕事人で頭が下がります。余談ではありますが、コロナの世界になり、5月に2ヶ月ぶりにホームに立ち、マルーン色の阪急電車が入って来るのを見たときは、涙が滲みました。