
最大の推しミン・ユンギ氏へ生かしてくれてありがとうございます
「夫の次に好きな男はユンギ」
元ARMYの年下の友達に、私はそう言い切った。
そのとき、私はここ4年間推してやまない推しについて考えた。
この気持ちは愛なのか恋なのか。
「夫の次に好きな男」だが、じゃあユンギと結婚したかったのか付き合いたかったのか、そこが複雑やねん。もしもやで、ありえへんけどユンギとそうなれたとしてもやで、なんかちゃうねん。
ちゃうねん。
「もしも、ユンギとハグできるってなったらどないします?」
と友達に聞かれて私は「無理、握手だけにしとく」と答えた。
「なんでなんですかー?」と言われたか自分でもよくわからない。
この話を夫にしたら「じゃあ、もしユンギからぐっとハグしてきたら?」と言われて、私は「それは逆に冷めるわ」と答えて「なんでやねん」とつっこまれた。
せやねん、なんでなんやろ。
ミン・ユンギ 민윤기
BTSのSUGA、ソロ活動の名前はAugustD。
彼を一言で言い表すなら、天才。
ラップ、作曲作詞、プロデュースかできる天才様。
私は彼がこの世にいなかったら、四年前に死んでいた。
四年前、ちょうどBillboard一位に輝いた「dynamite」が収録されたアルバム「BE」発売された時、このアルバムが私の「命綱」となった。
私は重いうつ病で、コロナ禍に悪化して「ODと自傷」をまたやらかしてしまうが、なんとか持ち堪えて立ち直ろう、薬を飲みすぎたから次の診察まで病院に行かず、なんとか薬なしで頑張ろうとした。
それは、BTSと出会ったから。KPOPアイドルに一切興味なかったが、リーダーのRMの国連でのスピーチに心打たれた。そのとき、私はコロナ禍の日本のアホさに呆れ果て絶望し日本語の曲を聴きたくなくて、韓国アイドルで国連でスピーチとかすごいなぁと曲を聞いてMV観たら、こりゃまあ、すんげーーーーーかっこええやん、と一気に惹きこまれた。
ユンギが「AugustD」で出したアルバムの「The Last」で過去に対人恐怖症になったこと、精神科に行ったことを歌詞にしていて、すごく共感したし希望をもらえた。
この精神病とい絶望を生き抜こうと思えた。
その前に、実は「AugustD」に私は接触していた。
なんとなくYouTubeで「Daechwita」のMVを観ていた。韓国の民族音楽のリズムで始まるこの曲に「へぇ、韓国にはこんなラッパーがいるのか、かっこいいな」と感心していたが、まっさっかこんなにハマるとはねぇ〜
あれはYouTubeからのなんらかのお告げなのだろう。
今やDeachwitaの王様ユンギを見て「我が王〜」と平伏すとは思いもしなかった。
いや、沼です。ユンギファンはみんないう、ユンギの沼は深いと・・・・
私はDeachwitaのユンギの刈り上げカッコイイと思ったのでセミロングのツーブロックにした。同じ髪型にするの畏れ多いので・・・
そしてあんなに「履かない」決めていたダメージデニムを古着屋で買ってきてすんなり履いた、だってユンギか履いてるもん。痛そう、とあけなかったピアスもピアッサー3つ買ってきて、パーンとあけた、だってユンギがピアスしてるから。
うちはわかりやすい女です。
ご本人は髪を伸ばしてツーブロやめはったけど、刈り上げ楽すぎて今はゼロミリで刈って貰ってる。ファッションもそれまでキレイめ無難だったのにBTSに出会ってからはメンズ服を着るのが好きになった。
ん、だから私は「ユンギの女になりたい」のではなく「ユンギになりたい」のではないか。
それユンギがすげぇカッコイイから。
顔もスタイルも音楽家として人としても、何もかもすげぇカッケェっす!!!
とグッとくる。ユンギの「やる時はきっちりやり遂げて、さらに予想を超えていく」というカッコよさ逆境に反抗するところ。彼の語る深い思想の言葉。
すべてもう
カッケェです‼︎‼︎
恋ではなく、憧憬だ。強く憧れああなりたいと愛してやまない存在。
私にとって「推し」とはそうい存在である。
敬愛と憧憬、あなたのようでありたいと思う存在。
四年前、私はユンギと出会えたから、今生きている。
何度となくもがき苦しみ、叶わないと泣き続けたけれど、また小説を書いて
「プロの作家になりたい、書き続けたい」
と再び言えるようになった。
四年前はほんとにやばかった、死にかけた。
体調がとても悪くなり実家の自室でひきこもった、パンと水だけで寝て過ごしていた。安定剤と睡眠薬を飲みすぎて手元にになくなり、薬の離脱症状がキツくなって起き上がることができないが眠ることもできない、意識はぐらつきずっと手が震えている。
その状態でなんとか狂うことがなかったのは「BE」を聴いて、AugustDを聴いていたからだ。
音楽ってマジで人を生かす力がある。
ユンギの声がなかったら、私はきっと自分が薬を飲みすぎることで鬱状態から逃げる癖をやめられなこと、うつが良くならないことの絶望で「このまま飲まず食わずで飢えて死のう」考えていたと思う(私が寝込んでいても看病してくれる家族ではないので)
これからのBTSの活動を知りたい、ユンギについてもっと知りたい。
その思いで「生きる」ことを選択できた、父に病院に連れて行ってもらい、緊急入院した。その後も大変だったけど、前向きに治療に取り組めた。
電話カウンセリングを受けて、効果があって立ち直れた。
「私はBTSに出会って人生がよくなった」
何万回でも言いたい。
俺はも本当に大丈夫だ
AugustD「The Last」の歌詞のこの言葉を、私も、もうすぐ言えそうだ。
私は憧れだけで終わらない。
私なりのカッコイイ生き方をやってやるよ、誰かの「推し」になる夢をくれた、命の恩人、本当ありがとうございます。