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空は広く、空は澄んでいて、空は綺麗で、空は自由だ 昼間は青く、鮮やかな世界を見せてくれる 一面一色のキャンパスに、時折、白い塊が通り過ぎる 白い塊の形は一定ではなく、時々、色んな夢を見せてくれる 車や人、食べ物やおうち、同じものを見ていても、そこから連想されるものは人それぞれだ 隣で笑いあう人がいれば、あれはどんな夢に見えるのか、そんなことを話し合えるかもしれない 夕方になれば赤く染まり、少し不思議な世界を見せてくれる 綺麗な色の移り変わりの残しながら、一日がも
言葉を紡いで、残して、考えて そうして僕は、何かを得られただろうか 面白みのない恋愛を、変わった形の恋愛を 思いつくままに吐き出した感情を、誰かに届いてほしいと願った感情を 人とのかかわりをデコレーションした物語を、勝手に作り出したイメージが一人歩きした物語を 僕はいくつ、残してきただろうか 気が付けば、点々と、それでも残っている 全て、僕の一部だったもの 言葉であり、心であり、夢であり、虚構であり 自分というものが何なのか、なぜ自分というものが残っているの
水がないと、生きてはいけない 大抵の生物はそういうものだ もちろん、人間だって 人間の体の約60%は水らしい そう考えると、尚更、水が大切だということが分かる 逆に、水さえあれば、人間は生きていられる その状態が正しいかどうかは別として、だが それほどまでに、水は人間にとって必要なものだ しかしながら、水だけではずっと生きていくためには難しい 栄養、エネルギーとなるものも、我々には必要だ だから毎日何かを食べ、水を飲み、生きている 三大欲求、という言葉が
死ぬな、なんて簡単に言うなよ こっちだってそれなりに生きてんだよ 死ぬ勇気もないくせに死にたいなんて言いながら、とりあえずで命をしのいでんだよ そんなこともわからないくせに、死ぬな、なんて無責任な言葉、投げ捨てるんじゃねぇよ 死んだら、お前の何かが変わるのか? 死ななきゃ、お前の何かが変わるのか? 変わりゃしねぇよ、何も お前自身が救われるか救われないか、それだろ、それだけだろ? 自分の目の前でそういう事象を見たくないだけ、ただそれだけだろ? そんなくそみた
裏切られることに、嫌気がさした こちらが一方的に信じていただけだったことを、一番最悪の結果で表現されたと、毎回そう思う 今まで僕から投げた言葉はどれも真実で、信じたうえでの全てだったと、今でも断言できる でも、きっと、あなたはそうではなかったんだね 共に笑った時間も、お互いのことを考えたことも、好きになった気持ちすらも、全部間違いだったと切り捨てて、何処かへ行ってしまう よくあることだと、慣れていることだと、そう自分を押し殺そうとしたけど、それ以上に、やっぱりあなた
音は素敵だ 純粋なものだけを、僕に教えてくれる 雨音 ポタポタと、屋根をつたって、地面へと、ゆっくり、小さく、落ちていく音 ザーザーと、まるで自然が怒っているかのように、風と一緒に激しく襲い掛かる音 ピチョンピチョンと、雨上がりの木々の葉から晴れ間を知らせてくれるような音 同じ雨音として、括れるかもしれないし、そうではないかもしれない音 でも、どれもそれ以外の意味を持っていない、それだけの音だ 社会の音 ガタンゴトンと、毎日色んな人に溢れ、窮屈で、でも乗らな