教える側の「あり方」
新学期早々、防火管理者の講習会に2日間参加しました。
2日間、みっちり。120分くらいの講義を5コマほど聞きました。
最後には効果測定というテストみたいなものがあるので、気は抜けません。
とりあえずテストには合格して晴れて防火管理者になることができました。
ひたすら聞く講座
分厚いテキストには、消防設備のことや組織のことや防火計画の作成の仕方、法令や事例など盛りだくさん。防災に関わってこられた先生が講義をしてくださるのですが・・・ひらすら座って人の話を聞くというのは結構苦しかったです。ひたすら聞く授業ですが、少し先生の個性が出ていました。
4人の先生の進め方に授業のヒントがありました。
基本講義ベースでテキストの解説で、みなさん一生懸命講義をしてくださるのですが、それぞれの個性や進め方に表れていました。
私が一番きつかったのが③。
ひたすらテキストを読まれるというのはきつかったです。
安心感があるのは①。実は一番ありがたかったのは②。おかげでテストができました。④はどこを読んでいるのか分からなくなりました。
もちろん受講者は大人で、防火管理者の資格を取りたい人ですから、私語もなくひたすら聞いているのですが、絶対他の受講者の方もきつかったはず。
私は途中、うとうとすることもたくさんありました(ごめんなさい!)
教える側の在り方
小学校では、子どもが飽きないようにあれこれ授業を工夫していく訳ですが、一方で小学校の先生があれこれしすぎなのかもしれない、なんて思いました。もちろん発達段階に応じて理解しやすいように工夫していく必要はありますが、そういう工夫されたものばかりはないことが往々にしてあるものです。教師がお膳立てをしすぎなのかとも思いましたが、やっぱり教える側として、聞いてもらう人のための一工夫はしたいものです。
飽きさせない話をいれるとか、ポイントをしぼるとか、受講者の顔を見て話をするとか。
講義を「こなす」か「創る」かという視点をもつことが指導者に求められるとあたらめて感じました。
きっとみなさん「きちんと漏れなく内容を伝えなくてはいけない」ということは共通していると思いますが、何となく4人の先生の講義からその人の「あり方」が見えてきた気がしました。