突然の宣告とビジネス脳の反応:私が解約したものたち
パラレルキャリアという働き方をしている私にとって、突然の診断は大きな衝撃でした。治療方針が決まるまで、自分では何も決められないし、わからない。その不安定な状態の中、頭はまだビジネス脳のまま。何も考えられない、自分でどうすることもできない状況が苦痛でした。
治療方針や様々な目処が立つと同時に、ビジネス脳が再び動き出し、数分でTODOリストを作成しました。まず初めに手をつけたのは、解約手続きです。
化学療法が始まると、どれくらいの期間がかかるのか全く想像がつかない状況でした。また病院ではネットが使えない環境で、何よりも「頭を働かせること」を、心と体が必要としていませんでした。社会や会社も私が一時的に仕事と距離を置くことを理解し、身体を第一に心配してくれました。恵まれた環境と応援してくれるその温かい気持ちに感謝の気持ちでいっぱいでした。
解約したものは以下の通りです:
レンタルオフィス
Zoom
Canva
音楽、電子書籍読み放題などのサブスクリプション
突然の宣告でも、驚きと同時にビジネス脳が動き出し、問題解決を図りました。まずは家族が困らないように、目に見えないデジタルなものを見直し、解約する決断をしました。
化学療法が始まってから、こんなに頭が空っぽになったのは初めてだと感じました。最初は居心地が悪かったその感覚は、空っぽの状態に慣れると心地よさを感じるようになりました。あれは、きっと心と体が新たなバランスを見つけた瞬間でした。
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ナツ
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