ノールビンドニングってなに?
こんにちは。ナツカシヤの鈴木です。もう8月も終わりそうですが、みなさんこの夏はどんなふうに過ごされましたか?
わたしはもっぱらエアコンのきいた家で ウール毛糸をひろげてノールビンドニングに勤しんでました。snsでたまに投稿してましたけど、(でもウールの写真は暑苦しいかな・・と思いあまりできなかった)結局ノールビンドニングってなに?って思われてるかたも多いだろうと思います。
聞いたことないですよね、ノールビンドニング。わたしも本屋さんで マツバラ ヒロコ さんの著書 『はじめてのノールビンドニング』に出会うまでは知りませんでした!
「Nål (針)」「bindning(結びつける)」で、ノールビンドニング。
北欧の伝統的な技法で、なんとヴァイキングたちがやっていた手仕事とも言われてるみたいです。船にのりながら、寒さに耐えられるようにミトンとかマフラーとか作ってたのかな?
エジプトやペルーの大昔の遺跡からもノールビンドニングで編んだものが見つかっているらしく、そんな昔からされている手法、ほんとロマンを感じてしまいます!
糸を「編む」というより 「縫う」と言われてるみたいで。この写真にあるみたいな、木に穴が開いている針を1本使って作ります。
布を縫うときみたいに、適当な長さに毛糸を切って編みすすめ、糸がなくなってきたら新しく毛糸をつなぎ合わせてどんどん大きく編んでいきます。
結ぶようにしっかりと、そして大きめに編んで、わざとごしごし洗ってフェルト化させたりするんです。
右が大きめにあんだサイズのハンドウォーマー。左が2回洗って、縮めさせて、すきま風のはいらないようなフェルトみたいな感じになった出来上がり。
とってもあたたかいし、風合いもすてきだし、棒針編みやかぎ針編みで仕上げたものとはまた違う良さがあります!密な編み地は高級感があるし、万が一穴が空いてもほつれてきたりしないので実用的。
こちらはリストウォーマー。これは、少しだけ大きめにふんわり柔らかく編んで、使っていく中で形がなじむようにしました。洗ってフェルト化するのではなく。
右側が、3週間くらい使ったリストウォーマーです。左右でちょっと編み方が違うんですけど、縮み具合は同じかんじになるのではないかな。
使って、自分サイズに育てる編み物アイテム。そんなのもいいなぁと思います。
まだノールビンドニングを初めて1年くらいですが、すこしずつナツカシヤらしさのあるアイテムも作っていきたいなぁ。