月曜ドラマ：全員マスク！

　コロナ時代の最もリアルなラブストーリーです。今回のドラマはキャスト全員マスクで出演します。イーロン・マスクをリスペクトする。マスクオタクのジョーこと譲治はある日街中でマスクをつけたいい女遥香と出会います。譲治は遥香のマスクを外した顔が見たくなって彼女を口説きますが、遥香は相手にもしません。アンタ私がマスクなしで歩いていたら絶対口説かなかったでしょうねと言って彼の元から去ってしまったのです。こうしてジョージはマスク女に見事に振られたわけですが、だけど彼は諦めきれませんでした。マスクの下が口裂け女でもいい、絶対に見たいと彼はまた会うことを夢見ますが、その時は意外に近くやってきました。なんと彼の勤めている会社に遥香が入社してきたのです。彼女はこの会社の新プロジェクトのリーダーとしてヘッドハンティングされたわけですが、その新プロジェクトとはあらゆる広告を駆使して行われる官民一体の一大プロジェクト『全員マスク！』だったのです。このプロジェクトはマスクを下着と同等に扱い、マスクをより身近なものにするプロジェエクトでした。遥香好きなジョニーは当然遥香のマスクプロジェクトチームの一員に志願します。だけどですね。会社の中にはマスク嫌いなグループもいたんです。確かに今の御時世マスクはつけなくちゃいけない。だからといって下着と同じに扱うなんてふざけている。あんな一回こっきりで捨てるものを下着と同じように扱えるか。彼らは遥香のマスクプロジェクトを潰すためにあらゆる策を仕掛けます。彼らは遥香率いる全員マスクプロジェクトが備蓄しているマスクに消毒してやるといってアルコールの代わりにアンモニアぶっかけてしまったのです。おまけに彼らは自分たちをイーロン・マスクに引っ掛けて「い～よマスク」なんて名乗り始めました。これにジョニーは激オコしてその「い～よマスク」のリーダーで自分の友人の張本ことハリーと殴り合いの喧嘩をします。このシーンは現代ではあまりない男同士の本気の殴り合いでワタシ的にはグッドでした。さていろんなことがあってジョニーと遥香は「い～よマスク」を壊滅させたのですが、これも昔のドラマに良くありがちですが、マスク撲滅の夢やぶれて自殺しようとしたハリーをジョニーが救った後で彼を拳で殴るんです。ジョニーは馬鹿野郎って涙流しながら何度も殴りました。ここも今じゃくさすぎるかもしれませんが、ワタシ的にはやっぱりグッドです。最後に改心したハリーも含めてキャスト全員がマスクをつけて東京タワー前を闊歩するんですが、これがかっこいいんです。マスクはカッコいい。だからマスクをつけるのを恥ずかしがるな。それがドラマ最大のメッセージです。