妊娠…復活 前編 その3
産婆さんはなんだい?とこちらに来ましたが、私の顔を見てハッと表情を変えました。そして「とうとう観念したようね」と言ったのです。本当にポンコツババアを返上したのか疑わしい産婆さんですが、さすがに上流階級から目をかけられていた伝説の産婆と言われていただけのことはありました。彼女は私の気持ちを一瞬で察知し、すぐさまグリグリ内診の準備に取り掛かりました。
ああ!とうとう苦痛の時間が訪れる!私の朝露の水滴がついた可憐な花びらが、ポンコツババアの黄ばんだ皺だらけのかりんとうみたいな指で乱暴に掻き回されてしまう!その光景を想像するだけで恐ろしくなる!本当だったらアンタの汚らわしい指なんか入れさせないのよ!この可憐な花びらに入る資格があるのは、毛だらけで全身真っ黒なダーリンの黒光りする逞しい雄蕊だけなんですからね!
「早く赤ちゃん産みたいんでしょ!さっさとお股を開きなさい!いい年して駄々っ子みたいに恥ずかしがって!」
とグリグリ内診の準備を終えたババアがいきなり怒鳴ってきました。
ババアめ!こっちが下手に出てればいい気になって威張り腐って!私はまた奴に札束を投げつけて首にしてやろうかと思いましたが、だけどこの人種差別主義国家では毛だらけで全身真っ黒なダーリンのベイビーを取り上げてくれるのはこのかりんとう産婆《サンバ》しかいないのです。だから私は悔しさと恥ずかしさに身悶えしながら恐る恐る私の秘密の谷間を開いていったのです。
そしたらこのかりんとう産婆は下品な丸出しの口調でこう抜かしたのです。
「それでお股を開いているつもり?もっと思っ切り開きなさい!お股の奥の穴まで丸出しに見えなきゃ指を入れられないでしょ!」
なんて下品なこというの?かつてモデル顔でセクシーボディでツルンツルンのお肌だった猿山サル子さんによくそんなこと言えたわね!畜生!純情可憐な乙女にこんな恥をかかせるなんて!だけど私はこれもベイビーのためと涙で顔を濡らしながら、股を思いっきり、穴どころか確実にいやらしい中身が見えるまで思いっきり広げたのです。
「やればできるじゃない!」というなり、かりんとう産婆はそのかりんとうみたいな醜い指を私の花びらに無理矢理ぶち込みました。
ああ!なんてことでしょう!かりんとう産婆の指はイヤがる私など構わずに荒々しく可愛らしい乙女の花びらを引っ掻き回してしまう!子宮に激痛が走る!あまりの激痛に泣き叫ぶ私にこのかりんとう産婆は「処女でもあるまいしギャーギャー泣き叫ぶな!」と怒鳴り散らします。このかりんとう産婆、もしかしてグリグリ内診にかこつけて、あの時私に無礼を働いて叱られたことを根にもって復讐してるのかもしれないわ!棺桶に片足突っ込んでいるのにありえないぐらい綺麗な体の私に嫉妬してをいぢめているのよ!この余命幾ばくもない白く今にも壊れそうな白磁のような体にこんな激痛と辱しめを与えて!畜生!これでベイビーが産まれず、私も死んだら一体誰がこのかりんとうババアに罰を与えるのよ!