クリスマス

今日はイブ。明日はクリスマス。これを読んでくれているあなたへ、メリークリスマス。

明日は友人と昼ご飯を食べる約束があるけど、今夜は、最近ハマっているMinecraftというゲームを、飲酒しながら夜通しやるというとても素敵な予定しかないので、いつかのクリスマスを思い出して物思いに耽ってみる。

いつかのクリスマス。当時付き合っていたあの子と、予算を決めてプレゼント交換をしたことがあった。その子は可愛らしくて、夢があって、芯がしっかりしていて、とにかく魅力的な女の子。あと、手先が器用でものづくりが得意だった。ジオラマとか、パズルとか。そんな素敵な子は、何をもらうと喜ぶか、本当にたくさん考えて悩んだ結果、クリスマスツリーとその飾り付けを一緒にするという贈り物になった。今考えるとかなり図々しい（笑）

歌を歌ったり、金色のフサフサ（正式名称が分からない…）を首にかけてマツケンサンバを踊ってみたり、小さめのツリーだったのに飾り付けに１時間以上かかったなあ。懐かしい。

ツリーが完成して、部屋の電気を消すと、ツリーにつけた色んな色の電球の優しい明かりがついたり消えたりした。その小さな明かりがついた時に見えた彼女の表情を、きっと、この先何年が経っても僕は忘れないと思う。

そして、そのツリーを彼女は年があけた2月まで飾っていて、嬉しかった。（片付けるのが面倒なだけだった、に１万円。）

そのツリーは、てっぺんにベルとリボンを飾るタイプのものだったのだけど、『来年は星を買って、それを飾りたい。』というので、次の年のクリスマスプレゼントが早速決まって助かる、なんて言って呆れられたな。

いつかのクリスマスから、何年か経ったけど、あの『来年』は今もきていない。来年も再来年もこないままだろう。ただ、いつかその『来年』がきた時は、いつかのあの日と同じように、歌ったり遊んだりしながらまた何時間もかけてクリスマスツリーを飾るんだと思う。気長に、楽しみに、待とう。

メリークリスマス。良い休日を。