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雲平と滝川渓谷紅葉ハイキング


写真の許可いただきました。

茨城県北にある「山形菓子店」で見かけたこのお菓子「雲平(うんぺい)」

見た目はどう見ても富山の巻かまぼこのでかいやつ。でもお菓子屋さんだからそれはないか、すあまのようなものだろうか?
気になったので「雲平ってなんですか?」と聞いたところ「すあまです」と教えていただき、やはりそうなのか!とすあま大好き人間の私は即購入。
しかし食べてみたら食感が違う!
すあまはもちもちもちゃもちゃと柔らかいが雲平はすあまよりも固めでぎゅっとしたなんとも言えないおもしろい歯ごたえ。そして砂糖のシャリシャリ感もあり甘めです。

「この食感も味も知ってるぞ!?子供の頃に食べてたお菓子と同じだ!?懐かしい…!!!」

と口と頭の中が懐かしさでいっぱいになったんですが、雲平は東北地方の青森や秋田、北陸地方などの複数の地域で食べられているお菓子だそうで、北陸出身の私が食べた記憶があるのも納得しました。

江戸時代からあり、もち米と砂糖を練り合わせたもので地域によってさまざまな形があるようです。
「雲のように形や大きさが定まらない、平らなお菓子」が名前の由来なんだとか。
お正月やお祝いの席で食べられているそうですよ。

この雲平を以前食べてすっかり気に入り、しばらくしてから再びお店に伺ったんですがその頃は夏で、暑い夏の間は作っていないと聞いてガッカリ…。その日は別のお菓子を美味しくいただき寒くなった今ウキウキ買いに行って無事ゲットできました。

今回はコチラを購入。ぜ~んぶ美味しい。
特にあんドーナツがめちゃうまです。

このお菓子屋さんから少し北上し、福島県に入ったところにある滝川渓谷へとやってきました。
以前来た時の記事はコチラ↓

秋の紅葉と滝も素敵だと聞いて絶対に見に行きたいとスケジュールや天気、紅葉状況とにらめっこしいい時期に来ることができました。

入り口は綺麗に紅葉していて期待しちゃう。

と思いきやハイキングコースに入るとあまり紅葉はしていませんでしたが、緑が濃い夏と違って落ち着いた秋色の渓谷も素敵でした。

雲平にも見せてあげる。

途中、先ほど購入したお菓子を食べたりのんびり進んで行くと、八丁目あたりでようやく紅葉した木々が増えて来ました。

綺麗だね雲平、あと少しだよ。と声をかけていると頂上にある滝川の里に到着。
前回食べてとっても美味しかった天ざる蕎麦を今回もいただこうとしたらなんと1時間待ち!

最高のお天気の紅葉シーズンだったので駐車場は満車、係りの人に誘導されて通路の方までびっしり止まっていて(私はタイミングよく駐車場が空いたので止められました。係りの方がとても親切でありがたかった)ハイキングコースを登っている間もつねに人の気配がしている状態だったので、もしかしたら人気のお蕎麦は売り切れてるかも…なんて諦めていたので1時間待ちとは言え、あるのなら待ちます。
暖かい店内にも席がありますが、ここに来たらやはり気持ちのいい外で食べたいので外で待つことにしたもののお腹が空いたのと寒いのとで体力の限界を迎え雲平を食べることに…

美味しいお蕎麦を見せてあげられなくてごめんね雲平。周りの人も補給食つまんでた。

寒風吹きすさぶなか1時間待ち、ガタガタ震えながら食べた天ざるは美味しかったんですが、冷たい蕎麦をひとくち食べるたびに更に体温が奪われて行き心から味わうことができず、せっかくの美味しいお蕎麦なのにもったいない食べ方をしてしまったとちょっと後悔しました。
暖かくなったらまた食べに来よう。

帰りは美しい景色を眺めながら

「さっきまで一緒に楽しく過ごしていた雲平はもう、いないんだな…」

などと呟きながら下山。

オットは山に入って突然始まったこの意味のわからない茶番に1日黙って(呆れて)付き合ってくれました。

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