名前に秘められた深い意味

つい最近、カリースという名前の意味について書きましたが、また名前についての面白いことを学んだので、つぶやかせてください！今日のトピックは、アナグラム (anagram) というものを使うことで、名前から自分の人生のミッション(意義・目的)を知ることができるということについてです。

アナグラム (anagram) とは、単語の文字を入れ替えて他の意味を持つ単語を作る言葉遊びのことです。西洋文化では、アナグラムの歴史が長く、古代ギリシャやローマ時代から使われていたようです。

例えば、英語のアナグラムだったら、「evil (悪魔)」が「live (生命)」になったり「time (時間)」が「emit (放出する)」なったりします。「Scrabble」というアメリカで誰もが知っているゲームもアナグラムを使ってできたゲームです。上の写真がそのゲームです。アルファベットの書かれた小さな木製のタイルを使ってできるだけ長くて複雑な単語をつくっていってポイントを稼ぐことが、このゲームの目的です！

日本語にも世界的な傑作のアナグラムがあります。それが、「いろはにほへと」です。平仮名47文字を重複なしに全て使いながらも意味のある歌にしてあります！

いろはにほへと　ちりぬるを
わかよたれそ　　つねならむ
うゐのおくやま　けふこえて
あさきゆめみし　ゑひもせすん

色は匂へど　散りぬるを
（香りよく色美しく咲き誇っている花も、やがては散ってしまう。「諸行無常」）
我が世誰そ　常ならむ
（この世に生きる私たちとて、いつまでも生き続けられるものではない。「是生滅法」）
有為の奥山　今日越えて
（この無常の、有為転変の迷いの奥山を乗り越えながら生きている。「生滅滅己」）
浅き夢見じ　酔ひもせず
（悟りの境に入れば、儚い夢や仮想の世界に酔いしれることもなく、安らかな心境になる。「寂滅為楽」）

この歌の意味が読んでもわからなかったので（笑）、調べてみたら、びっくりするほど美しいだけじゃなくて、人生哲学を語っているような深い意味があることを知りました！平安時代の日本人の芸術感に感動しました！

さて、このアナグラムを使うと、私の名前「Charise」の7文字のアルファベットは、「Cashier」と「Cahiers」という2つの言葉に変えることができます。ちなみに、このサイトを使うと全てのアナグラムを自動的に考えてくれるので便利です。

「Cashier」は、ほとんどの人が知ってる言葉じゃないでしょうか。「お店などでお金を受け取る人」という意味の名詞です。ただし、「Cashier」を動詞にすると、「拒否する・拒絶する」という意味になります。名詞と動詞の意味が反対語の様にあまりにもかけ離れているのが面白いですよね。

もう1つの言葉「Cahiers」は、あまり使われない言葉です。「Cahier」の複数形で、「ノート」とか、「会議の議事録」とかいう意味みたいです。私も初めて聞きました！

この2つから、たどり着いた私のミッションはこんな感じです。「私は、自分の思いを書いて表現することで、きちんと自分の内側と向き合うことができます。今日もこんな風にブログにもつぶやきながら、自分の思いを整理して学んでいます！私は、書くことで、自分が何を求めているかを知り、それをベースにして、境界線をきちんとつくることが必要です。自分の境界線の外のものはきちんと「No」と言って拒否することで、豊かさを受け取ることができて、「Charity」とか「Grace」というイメージを保ちながら、他の人にも与えていくことができます。」なんて結びつけました。

「拒否する・拒絶する」ってなんかネガティブな感じがするけれど、私にとってはとっても大切なことなんだと最近感じています。女性に多い「嫌われたくない病」を持っている私。まだまだ「No」を言うのが下手なので、トレーニング中です。万人に受け入れられることは無理だから、外に合わせるのでなく、自分にフォーカスしていくことを学んでいます。そんな私の考えに共感してくれる方についてきてもらえれば、それで十分だって思える様になってきています。

我慢して、頑張って、自分を枯らしてまで、他の人に与えていては、長く続きません。やっぱり、まずは、自分を満たして、自分を大切にして、楽に楽しく自分のできることをして、喜んで分かち合い、そこから周りの人々がもっと幸せで健康になっていってくれるのが私の望みなんじゃないかなぁと、このアナグラムをしながら気づきました。