彼氏の金玉はどれ?

街中を1組のカップルが歩いていると1人の男が近づいて話しかけた。

男『今、カップル限定であるイベント企画をしているんですが参加しませんか? もちろん参加費はありませんし企画の内容をクリアすれば賞金100万円を差し上げます! もしクリアできなくても参加費はお支払いさせていただきますしお時間も30分程ですがどうでしょうか?』

急な話ではあったが賞金の額や話しかけてきた男の雰囲気を見てテレビ関係の案件と2人は思い参加をすることにした。



男に連れられてこられたのはスタジオの様な白い壁に囲まれた一室だった。
そこには撮影機材やスタッフの様な人が数人おり如何にも撮影現場という感じだった。
ソファーに通され企画の説明が始まった。
内容は以下の通りだ。

彼氏を含めた男5人が壁の向こうから1番から5番まで書かれた穴から金玉だけを露出させ、彼女が彼氏の金玉を当てることが出来れば見事賞金獲得となる。
彼氏は目隠しと耳栓をされた上で手足を動かせない様に拘束される。
不正防止の為らしい。
彼女は壁の向こう側が見えず目の前に金玉袋が5つだけ見えている構図だ。

最初、企画の内容を聞いた時はエッチな撮影だと気づき戸惑ったが、写るのは金玉のみで彼女の顔にはモザイクをかけるということでまぁそれくらいならいいかという事で参加することにした。
何よりそれだけで賞金もしくは参加費が貰えるというのだから美味しい話だと思った。



彼氏は準備の為に壁の裏に行き、彼女は念の為イヤホンと目隠しをつけて整うのを待った。
そして壁から5つの金玉袋が出たところで企画がスタートした。
彼女は、金玉袋だけが目の前に5つある光景が面白くて笑ってしまったり恥ずかしがったりしていた。
そしてお決まりだが、触ったり匂いを嗅いだりして彼氏の金玉を探すことになった。
しかしこのカップルには必勝法があった。
それは彼氏の金玉の裏に小さなホクロが2つあるのだ。
彼女はそれを知っていたので金玉袋を持つと持ち上げてそれを確認していた。
そうして彼氏の金玉が3番であることが分かった。
司会者に悟られないように気をつけ、そして正解を言おうとすると司会者からある提案が出た。

『このまま正解を言って当たれば100万円ですが、実は裏ボーナスがあってこれは彼女さんだけが挑戦できるんです。挑戦してみますか?』

裏ボーナスとは何なのか詳しく聞いてみた。

『目の前に金玉袋がありますがこの中に入っている睾丸、つまり金玉を1つ潰せば賞金+50万円になります!
今彼女さんの目の前には10個の金玉がありますので全部潰せば+500万円です。』

その話を聞いた時はビックリして、とても私には出来ないという感じだった。
すると司会者は言った。

『ちなみに、彼氏以外の男はその辺から集めた一般の男になります。貴方達の様に参加費目当てで集まった男達です。彼氏と同じ様に拘束され動けなくなっていますので抵抗はされません。もちろん潰した後は我々が責任を持ちます。貴方は顔も知らない男の金玉を潰してお金を貰って帰るだけ。どうですか?貴方にとってリスクはなくむしろメリットしかない話だと思うのですが‥』

彼女はそれを聞いて少し考えてしまった。
たしかに知らない人の金玉が潰れても私には影響がないし彼氏以外のを潰すだけでも合計400万円もらえるならそっちの方が良いかも‥。

『無理にとはいいません。そうしたらこの裏ボーナスは参加しないということで‥』

その言葉を遮り、彼女はやります!と司会者に伝えた。
司会者はその言葉を聞くと嬉しそうに後ろの箱から色々な道具を取り出した。

『金玉の潰し方ですがどのように潰しますか?挟み潰し?轢き潰し?』

司会者は道具を見せながらその方法を尋ねてきた。
彼女も気分が乗ってきたのか潰し方について色々考えだした。
結果、彼女は潰す前の準備として玉袋を切り取ることにした。
潰してぐちゃぐちゃになってしまう前に普段絶対に見ることの出来ないその姿を見ようと思ったのである。
道具の中にあったメスで彼氏以外の玉袋を手際良くスーッと切り取った。
壁の向こうで男達がモゾモゾ動いているのが分かるが口にも猿轡をされているので声は出ない。
こうして彼女の前には管からぶら下がった金玉が8つプラプラと揺れていた。
彼女はこの非日常な光景に興奮していた。
そして、1人の男の前に行くと金玉を1つ手に取りくるみ割り器に金玉をセットした。
次の瞬間、彼女はくるみ割り器でくるみではなく金玉を粉々に潰した。
行き場を失った金玉の中身が隙間から飛び出し、彼女の顔を汚した。
彼女は男の1番大事なものである金玉を潰した優越感に浸り惚けていた。
彼女はもう1つの金玉もくるみ割り器にセットするとさっきと同じ様に挟み潰した。
ものの1分の間に男としての機能を失った金玉は白膜の亀裂から汚い金玉の中身を覗かせていた。
彼女はそのままの勢いで彼氏以外の金玉を躊躇なく潰していった。
中でも1番悲惨な壊され方をしていたのは白膜を素手で剥がされ中身を指で掻き出されていた金玉だった。
道具を使わない=潰れるまでの時間が長いということになるのでこの男は痛みのあまりもう既に‥。
こうして流れる様に金玉を8つ破壊した彼女だった。
すると司会者が言った。

『見事な潰しっぷりでした!これで賞金合計額は現在400万円!残った金玉袋が彼氏のものであれば+100万円となります!ただ、ここでもう1つ特別ボーナスのご提案です。』

『今目の前にある金玉を潰したらパーフェクト賞として賞金合計額が1000万円になります!どうしますか?挑戦しますか?』

8つの金玉を潰した彼女でもいざ彼氏の金玉となると躊躇していた。
そこで司会者が一言。

『貴方の様な素敵な人にはこれからも彼氏はいくらでも出来ますよ。でも1000万円を手に入れる機会はもう今回しかありませんよ。しかも今なら彼氏さんはこちらで引き取りますので、そうすると1000万円丸々貴方の物になります。どうですか?』

その言葉を聞いた彼女は即答でやります!と宣言した。
もう彼女の頭の中には金玉を壊したい欲とお金の事しかなかった。

彼女は道具の中にあったバットを手に持つと思い切り振りかぶり彼氏の金玉めがけてフルスイングした。
壁にバットが当たると同時にパンっ!!という2つの乾いた音が響いた。
おそらく金玉が弾けたのだろうが彼女はそれでもバットを振ることをやめなかった。
金玉をバットで殴り続けた結果メロンサイズにまで膨らんでいた。
そしてついに金玉袋をバットの芯で捉えた瞬間、金玉袋は弾けとび中に溜まっていた金玉だったものをぶちまけた。
辺り一面は血まみれになり金玉の中身は確認できないほどミンチになっていた。
入った時は綺麗な白い部屋が今は赤と金玉の残骸で彩られていた。
司会者は全ての金玉が潰されていることを確認し、彼女に1000万円の小切手を渡した。
彼女は嬉しそうにその小切手を受け取り、汚れた顔を拭くと彼氏には目もくれずこの場を後にした。

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