金玉虫 〜修学旅行編〜

※今回のお話は前回の「金玉虫」の続編になります。

ついに待ちに待った修学旅行!
私はクラスの友達と旅行できると言う特別感でワクワクが止まらなかった。
しかも、それに加えてある試みも楽しみの1つにある。
私はフラスコから瓶に移してあげたペットをカバンに入れて就学旅行に出発した。

パパの金玉を食べさせてから今日の日まで何も食べさせてあげないのは可哀想だと思い、学校で飼っている動物の金玉を餌にしてあげた。
幸い雄の動物が多かったので全員分のご飯はあったみたいだ。(飼ってる動物みんな金玉無くなっちゃったけど‥)
お陰で1匹も減ることがなく、むしろ更に増えて30匹くらいになっていた。
瓶に詰め直したのを見て仲間が増えた事が嬉しく思った。

私達を乗せたバスは宿に到着し、日中は色々な観光名所を回った。
勿論楽しかったが、私にとっての1番の楽しみは夜までお預けになっていた。
宿に帰ってきて晩御飯、お風呂と済ませて後は寝るだけとなった。
1日中動き回った事もあって同じ部屋の友達もみんなすぐに寝てしまっていた。
私も正直布団に入って直ぐにでも寝たかったが、あの子達にご飯をあげなければならない。
他の子に見られないようにカバンから瓶を取り出して中身を確認した。
元気に動いているペットもいれば少し元気がなさそうなペットもいた。
「もう少し待っててね。沢山食べさせてあげるから。」
私は消灯時間になってから暫く布団の中でみんなが寝るのを待った。
寝息ばかりになったところでトイレを装って部屋を出た。
向かう先は勿論、男部屋である。
男子と女子で泊まっている階が違ったので階段のところで巡回の先生と鉢合わせする事が懸念されたが、その心配もなく男子の寝ている階に着いた。
寝ておらず、まだ起きてたらどうしようと思ったが部屋の前に着き、中を覗いても話し声は聞こえてこない。
「まぁあれだけ騒いでたら寝てるよね。」
0時過ぎまで待った甲斐あって流石に男子も全員寝ていた。
私はそこで瓶の蓋を開けて『餌やり』を始めた。
私のクラスは男子が全員で20人いたので、とりあえず1人1匹ずつ入れることにした。
パパのちんちんに比べるとどれも小さく入口も小さかったので入るのに苦労した。
それでもなんとか金玉に到着したのか玉袋の下でモゾモゾ動いているのが分かった。
「よし、次の部屋に行こう。」
次の部屋でも順調に幼虫を金玉まで入れることが出来たが残った10匹の餌に困ってしまった。
「お前たちのご飯はどうしよう‥。」
少し考えて、まだ男がいた事に気づいた。
「先生の金玉なら大きいから10匹くらい食べれるかな?」
引率で来ていた体育の先生だ。
結婚したばかりで幸せの真っ只中という感じだが、私にとってはこのペットの方が大事だ。
先生の部屋に行くと大きないびきをかいて寝ていた。
ゆっくりズボンを下ろすとパパの倍はありそうなちんちんと金玉がぶら下がっていた。
「凄い‥!これなら10匹分の餌になるよ‥。」
入口も大きかったのでスルスルと入っていった。
「さて、餌やりも終わったし私も寝ようかな‥。」
私も今日1日動き回って疲れた事もあって部屋に戻ってすぐに寝てしまった。

2日目も何事もなく修学旅行を楽しみ、最終日を迎えた。
その間、ペット達は金玉を貪り食べていたのだろうか。
最終日の夜、0時を回った頃にペットの回収に向かった。
クラスの子の金玉は大抵ぺったんこになっており中身は無くなっていた。
その代わり、入れた1匹が3匹に増えていた。
全て回収した時には瓶がペットでいっぱいになっていた。
流石にここまで増えると少し気持ち悪い‥。
「先生の金玉にいる子達はもう瓶に入らないし‥まぁそのままでいっか!」
あれだけ鍛えててご飯も沢山食べてる先生なら金玉すぐ作れるだろうし放っておく事にした。
こうしてペット達の『餌やり』を終え、修学旅行は幕を閉じた。
クラス全員と先生の金玉を犠牲に‥。

瓶いっぱいに増えたペットの今後はまた別の話で。

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