役割分担

私は産婦人科で医者をしている。
主に不妊治療を行うことが多い。
30歳とまだ若く見た目も悪くないことから、近所での評判も上々でお客もそこそこいる。
私がこの仕事に就いた理由はけっして褒められた事ではないが、この溢れる欲望を抑える事は出来なかった。

それは、人妻に私の子を孕んで産んでもらうこと、つまり托卵である。

この計画を実現する為にはこの仕事に就くのが最適だった。
一般的に托卵をしようとすれば不倫等となりバレるリスクが高い。
だが、この仕事であれば治療の一環として私の子を仕込むことが出来る。
手口はこうだ。

•病院に来た人妻(不妊治療)に問診、検査をする。
ここで不妊の原因が旦那の方にあると分かれば計画の対象になる。
•不妊の原因は奥さんにあると伝え、その治療をしていきましょうと提案する。
•排卵日が近い日に来店を促し、子宮の検査と称し子宮に直接私の採取しておいた精液を器具を使って流し込む。
この時の精液は精力剤や亜鉛を大量に取って何日も溜めた濃厚で元気な精液を使う。
この時、カーテンで下半身を遮られているので奥さんは診察をしていると思っているし、女の看護師(計画のことは知らない)も同席しているのでまさか他人の精液を入れられているとは思っていないだろう。
•最後に、排卵誘発剤を飲ませて治療(種付け)完了となる。

帰宅後、万が一にでも旦那との子どもができない様に子宮口に数日で溶ける自然成分で作られた栓をしておく。
こうすることでいくら性行為をしようと旦那の精液が子宮に届くことはない。
もし、私の精液で妊娠していなかった場合はまた排卵日が近くなった時に同じ治療(種付け)を行う。

ちなみに、これまでに20人くらいの他人妻に私の遺伝子で種付けして出産までさせている。
旦那も奥さんも自分たちの子どもだと思って育てているし、感謝されることも多い。
私の子どもも増えるしいいことばかりだ。
私は奥さんを孕ませて産ませる。
旦那は私の子どもを育てる。

まさに役割分担だ。

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