地域の居場所に関わって1年
2020年8月、近所の『地域の居場所』のオープンスタッフになった。
築55年の日本家屋で、2019年に98歳で他界した家主“さっちゃん”の孫娘さんがオーナー。
彼女とは、リュース・リサイクルショップのボランティアを通じて知り合った。
週2回の自由利用日と、第3土曜日の朝市が主な活動。
自由利用日には私が講師となって、モラ、パッチワーク、和小物などの手芸講習を開催している。
材料はさっちゃんが残してくれた布と、私の在庫品。
材料費込み講習料500円は地域の居場所の会計にそのまま入金している。
管理スタッフ兼手芸講師のボランティアということだ。
第3土曜日の朝市は、さっちゃんが存命中からの活動なので、近所の皆さんがお買い物に来てくださる。
最近は、出店者も増えて、にぎやかなになった。
瓦屋根、縁側、和室、床の間、欄間、掘炬燵、雪見障子、木製網戸などが郷愁を誘う素敵な日本家屋。
庭には、四季折々花が咲き、鳥や虫たち、近所の猫も訪れる。
この1年、コロナ禍にもかかわらず多くの人たちが来てくれた。
手芸を習う人、編み物グループ、自分の手仕事をする人、庭の手入れに来る人、気功をする人、床磨きに来る人、花の絵を描く人、花を活ける人、指圧師、鍼灸師、地域の介護に関わる人たちなど、色々な人が来てくれた。
クッキー販売、アミアミ会、親子ひろば、暮らしの講座など、自主企画も徐々に増えている。
天井が高く、広々とした空間に週2回も通える幸せ。
『さっちゃんち』は、私にとって最高の居場所となっている。
今後は、お客様自身が自由に過ごし方を考えて、有効に空間を利用してみんなの居場所になって欲しい。