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泣く息子。諦めた、自分(地方公務員✖️凸凹子育て 62 )

おはようございます、ソラミテコです。
子どもが不登校でも、家族が笑顔でいるためには親が無理をしないことが大切。
そんなことを昨日書いた。
その当日であるのに、私は仕事でクタクタになってしまった。
気持ちを快復させることができないまま、帰宅した。
そんな私の雰囲気を、繊細な子どもたちはキャッチする。

だからなのか、きっかけは普段からよくあることでも、昨夜の息子は泣き止まなかった。
食事の準備を手伝いながらしくしく泣き、食卓についてもしくしく泣き、食事に手をつけず隣でずっと泣いている。30分も経っているが、終わる様子がない。

そこで、私はどうしたか。
最初は、彼が落ち着けるように工夫しながら声掛けをした。
だが、自分の本心が穏やかではないこと、かつそれを今治めることができなそうだとも、感じていた。
だから、2回ほど声掛けをしても様子の変わらない息子を見て、今は息子は放っておこうと決めた。
自分に余力がないのに、人を助けられるわけがない。
泣いている息子の横で、淡々とご飯を食べる。
息子は自分で感情を扱える、大丈夫と思いながら。
泣いている声を聞くとイライラする、それは仕方ないことだ思いながら。
数時間後にはまた笑顔になっているし、あと数年したら、こんな場面さえ愛おしい思い出だなと、そんなことさえ考えて。
とにかく、息子をどうにかしようとジタバタするのではなく、自分だけに集中した。

食事を終える頃には私の気持ちはだいぶ落ち着いた。
息子に「話したかったりそばにいたいと思ったら、いつでも来てね」と優しい気持ちで伝え、その場を離れた。

すると息子は、5分もしないうちに私の元にやってきて、自分がなぜ泣いたのか、今どういう気持ちでいるのかを話してくれた。

やった、と思った。
息子に引きずられそうになったけど、彼の感情を否定するのではなく、自分に集中することができた。
自分のトゲトゲを、自分なりに労わることができた。
その結果、私は穏やかに息子に声をかけられたし、彼は泣き止むと決め、自分の言葉で伝えにきてくれた。

普段、悲しそうな感情は特に、解決してあげたくなってしまう私だが、これもコントロールだったなと気づいた。何かを掴んだような気がした夜の出来事でした。

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