岸田首相の引き際
歴代第8位の在任期間で、岸田首相は退任しました。議員としての任期はまだ残っていますが、政治とカネの問題がすっきりしないままの交代劇となりました。そして、石破首相が首相になるや否や、早速衆議院解散、総選挙の運びとなりました。特別国会をたった九日間開催しただけで解散とは、まさに電光石火の早業というべきだと思います。解散権は首相にあるとは、よく言われていることですが、元来内閣不信任案が可決された時に、総辞職を選ぶか国会解散を選ぶかが、首相の決断事項であり、天皇の国事行為として、憲法に書かれているからといって、首相が任意に解散権を行使するのは、おかしなことだと思います。やはり、任期満了後に国民に信を問うのが筋道ではないでしょうか?