ボンドルドのここがやばい
メイドインアビスのボンドルドがなぜやばいと感じるのかを分解して考えていったらわかると思う!
なぜボンドルドの態度がそんなにヤバいのか
ボンドルドは、自分の研究対象である人々に本気で愛情を感じていると信じています。問題は、その愛情が常識的な共感や他者への配慮を伴わず、むしろ彼の目的達成のために人を犠牲にすることが当たり前だという認識に基づいている点です。彼の行為は、他者に苦痛を与えることを「残酷」として認識していないどころか、むしろ崇高な行為だと感じています。
その残酷な行為を非難するレグへ「あなたも今こうしてるじゃないですか」と指摘した場面は、彼が自分の行為の異常さに気づかないことへのツッコミでした。ボンドルドは残酷な実験や犠牲をなんの迷いもなく行いますが、他者から嫌われる、恐れられるという感覚が欠如しているため、彼の倫理観は普通のサイコパスすらも驚かせるレベルに達しています。
通常のサイコパスとの違い
一般的なサイコパスは、他者の感情を理解し、それを利用して操作する傾向があります。彼らは他者の苦しみや恐怖を感じ取り、時にはそれを自己利益のために利用します。しかし、ボンドルドの場合、他者の感情を全く気にしないわけではないのですが、その感情を踏み台にして「愛情」を示すという倒錯した行動をとります。彼にとっての「愛」は自己中心的で、他者の痛みや死を単なる一時的な犠牲と見なすため、他者がどう思うかには関心がないのです。
通常のサイコパスであれば、「この行為は残酷で、周囲から嫌われるだろう」という自覚は持ちますが、ボンドルドはそうした自覚が一切なく、結果として周囲からの反応を無視しています。彼にとっての目的は、他者の視点や倫理を超越した「理想の探求」にあります。
サイコパスですら驚愕する狂気
ボンドルドの行動を見たサイコパスすら、「えええええ!!???????なんで気づかないの?その行為やばいってこと??!!!!」と驚くかもしれません。通常のサイコパスは、他者の反応を読み取り、社会的にうまく生きるためのスキルを持っていますが、ボンドルドはそのようなバランスを完全に無視し、自己完結した理想の中で残酷な行為を正当化しています。
彼の「やばさ」は、他者の感情や倫理観を理解できないだけでなく、それを完全に無視して突き進むことにあります。サイコパスでさえも持っているある程度の「社会的意識」を彼は欠いているため、その狂気は通常の悪役とは一線を画しているのです